分析レポート

Analysis Report

第26回
アフター5スター賞(SIII)
2019年08月28日(水) 20:10発走

第26回優勝馬:キタサンミカヅキ号

レース情報

アフター5スター賞は、臨戦過程が明暗を分けそう!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和元年8月14日時点

1番人気馬の好走率が低い

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-0-0-7](3着内率30.0%)となっている。昨年の第25回(平成30年)こそ単勝1番人気のキタサンミカヅキが優勝を果たしたものの、3着内率が2~4番人気馬よりも低い点は気掛かりだ。

近年は「船橋」や「川崎」の馬が堅実

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-0-0-11](3着内率15.4%)、「船橋」の馬は[2-4-3-26](3着内率25.7%)、「大井」の馬は[5-5-6-75](3着内率17.6%)、「川崎」の馬は[1-1-1-4](3着内率42.9%)となっている。なお、第20回(平成25年)以降の過去6年に限ると、「浦和」の馬は[2-0-0-9](3着内率18.2%)、「船橋」の馬は[2-2-3-14](3着内率33.3%)、「大井」の馬は[1-3-3-41](3着内率14.6%)、「川崎」の馬は[1-1-0-4](3着内率33.3%)である。3着以内馬の大半を占めているのは「大井」所属馬だが、近年は「船橋」所属馬や「川崎」所属馬が優秀な成績を収めている点も見逃せない。

重い負担重量を課された馬ほど好成績

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、55.0kg未満の馬は[2-0-3-22](3着内率18.5%)、55.0kg以上58.0kg未満の馬は[3-7-7-71](3着内率19.3%)、58.0kg以上の馬は[5-3-0-23](3着内率25.8%)となっている。なお、第21回(平成26年)以降の過去5年に限ると、55.0kg未満の馬は[0-0-1-10](3着内率9.1%)、55.0kg以上58.0kg未満の馬は[1-2-4-35](3着内率16.7%)、58.0kg以上の馬は[4-3-0-12](3着内率36.8%)である。アフター5スター賞は在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された馬ほど信頼できるレースと見て良いだろう。

前走で1,400m以下のレースを使っていた馬が中心

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,400m以下の馬は[8-8-8-70](3着内率25.5%)、1,400m超の馬は[2-2-2-46](3着内率11.5%)となっている。なお、第22回(平成27年)以降の過去4年に限ると、1,400m以下の馬は[4-3-4-30](3着内率26.8%)、1,400m超の馬は[0-1-0-18](3着内率5.3%)である。前走で1,400m超のレースを使っていた馬は、評価を下げた方が良さそうだ。

前走の最終コーナーを後方で通過した馬は不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、10番手以内の馬は[10-10-10-90](3着内率25.0%)、11番手以下の馬は[0-0-0-26](3着内率0.0%)となっている。なお、第21回(平成26年)以降の過去5年に限ると、7番手以内の馬が[5-5-5-31](3着内率32.6%)なのに対し、8番手以下の馬が[0-0-0-26](3着内率0.0%)である。前走の最終コーナーを後方で通過した馬は、過信禁物と見ておきたい。

前哨戦の好走馬に注目

【“同年のシーサイドカップおよびアフター5スター賞トライアル”における着順別成績】(過去10年)

“同年のシーサイドカップ(2017年まで施行)およびアフター5スター賞トライアル(2018年から施行)”における着順別成績を見ると、4着以内の馬は[2-2-4-8](3着内率50.0%)、5着以下の馬は [0-0-1-9](3着内率10.0%)、「不出走」の馬は[8-8-5-99](3着内率17.5%)となっている。平成29年までのシーサイドカップとほぼ同じ条件で現在施行されているアフター5スター賞トライアルの上位馬には、今後も引き続き注目しておくべきだろう。