分析レポート
Analysis Report
第53回
黒潮盃(SII)
2019年08月14日(水) 20:10発走
黒潮盃は、1番人気馬や“ダービー”で善戦した馬が強い!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和元年7月31日時点
1番人気馬はここ10年で7勝、4着以下なし
単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬が[7-2-1-0](3着内率100.0%)と非常に優秀な成績を収めている。単勝「1番人気」の支持を集めながらも4着以下に敗れたのは、第42回(平成20年)4着のタケノショウリュウが最後である。もっとも前評判の高い馬は素直に信頼すべきかもしれない。
「船橋」所属馬が好成績
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-1-6](3着内率25.0%)、「船橋」の馬は[4-5-4-24](3着内率35.1%)、「大井」の馬は[5-2-3-54](3着内率15.6%)、「川崎」の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)、「他地区」の馬は[1-1-2-29](3着内率12.1%)となっている。3着内数、3着内率ともにトップの「船橋」勢を高く評価するべきだろう。
近年は外寄りの枠に入った馬が不振
枠番別成績を見ると、1~5枠の馬は[7-9-4-77](3着内率20.6%)、6~8枠の馬は[3-1-6-50](3着内率16.7%)となっている。ただし、第47回(平成25年)以降の過去6年に限ると、1~5枠の馬は[6-6-3-42](3着内率26.3%)、6~8枠の馬は[0-0-3-33](3着内率8.3%)である。近年の傾向を重視するならば、外寄りの枠に入った馬は評価を下げた方が良さそうだ。
大敗直後の馬は割り引きが必要
前走の着順別成績を見ると、8着以内の馬は[10-9-9-97](3着内率22.4%)、9着以下の馬は[0-1-1-30](3着内率6.3%)となっている。なお、第48回(平成26年)以降の過去5年に限ると、8着以内の馬は[5-5-5-45](3着内率25.0%)、9着以下の馬は[0-0-0-19](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は評価を下げたい。
前走で多頭数のレースを使っていた馬が中心
前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[1-3-2-60](3着内率9.1%)、13頭以上の馬は[9-7-8-67](3着内率26.4%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走が多頭数のレースだった馬を高く評価すべきだろう。
大井の両“ダービー”で善戦した馬は信頼できる
過去10年の3着以内馬30頭中12頭は、“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおいて7着以内となった経験があった馬である。該当馬は3着内率も52.2%と非常に優秀なので、今年もまずは“東京ダービー”や“ジャパンダートダービー”における着順をチェックしてみよう。