分析レポート

Analysis Report

第42回
京浜盃(SII)
2019年03月20日(水) 16:10発走

第42回優勝馬:ステッペンウルフ号

レース情報

京浜盃は、枠順や前年の実績がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成31年3月6日時点

優勝馬の大半は3番人気以内だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

過去10年の優勝馬10頭中、第33回(平成22年)のジーエスライカーを除く9頭は、単勝人気順が3番人気以内である。もっとも、過去10年の2~3着馬20頭中14頭は、単勝人気順が4番人気以下だ。人気に応えて優勝を果たした馬が多い一方で、前評判が低い馬も侮れないレースと言えるだろう。

近年は「船橋」勢だけでなく「大井」勢も好成績

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-0-13](3着内率13.3%)、「船橋」の馬は[6-5-2-35](3着内率27.1%)、「大井」の馬は[2-3-6-52](3着内率17.5%)、「川崎」の馬は[1-1-2-19](3着内率17.4%)となっている。ただし、第37回(平成26年)以降の過去5年に限ると、「浦和」の馬は[1-0-0-13](3着内率7.1%)、「船橋」の馬は[3-3-1-18](3着内率28.0%)、「大井」の馬は[1-1-4-17](3着内率26.1%)、「川崎」の馬は[0-1-0-7](3着内率12.5%)である。全体的には「船橋」所属馬の活躍が目立っているものの、近年は「大井」所属馬の3着内率が上がっている点も見逃せない。

外寄りの枠に入った馬は信頼できる

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~12番の馬は[7-5-8-98](3着内率16.9%)、13~16番の馬は[3-5-2-21](3着内率32.3%)となっている。なお、第35回(平成24年)以降の過去7年に限ると、1~12番の馬は[4-2-5-72](3着内率13.3%)、13~16番の馬は[3-5-2-9](3着内率52.6%)である。外枠有利なレースと見て良さそうだ。

前走の最終コーナーを5番手以下で通過した馬は優勝例なし

【前走の最終コーナー通過順順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[6-7-2-33](3着内率31.3%)、3~4番手の馬は[4-0-4-31](3着内率20.5%)、5番手以下の馬は[0-3-4-55](3着内率11.3%)となっている。前走で先行していた馬を高く評価すべきだろう。

“北海道2歳優駿”に出走していた馬は堅実

【“北海道2歳優駿”における出走経験の有無別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中9頭は “北海道2歳優駿”において出走経験があった馬である。該当馬は3着内率52.6%と好走率も非常に優秀だ。もともとホッカイドウ競馬から移籍してきた馬の活躍が目立つレースなので、引き続き注目しておきたい。

“全日本2歳優駿”で5着以内だった馬も安定感あり

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、「5着以内」だった馬は3着内率が60.0%に達している。「6着以下、競走中止」だった馬が3着内率6.3%と苦戦している点は気になるものの、やはりダートグレード競走のJpnⅠで善戦したことのある馬は上位争いに食い込んでくる可能性が高いと見るべきだろう。