分析レポート

Analysis Report

第1回
雲取賞(SIII)
2019年02月7日(木) 16:10発走

第1回優勝馬:ヒカリオーソ号

レース情報

雲取賞は、枠順や臨戦過程に注目!

  • 準重賞として施行された過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 過去10年(平成21年から平成30年まで)は大井ダ1,600mで実施。本年(平成31年)は大井ダ1,800mで実施
  • 記録は平成31年1月23日時点

5番人気以下の馬も侮れない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[6-8-6-20](3着内率50.0%)、5~9番人気の馬は[4-2-3-41](3着内率18.0%)、10番人気以下の馬は[0-0-1-32](3着内率3.0%)となっている。基本的には上位人気馬が強く、単勝10番人気以下の馬は連対例がないものの、単勝5~9番人気の馬が上位に食い込んだ例は珍しくない。

「船橋」所属馬の活躍が目立つ

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-0-6](3着内率25.0%)、「船橋」の馬は[6-4-5-26](3着内率36.6%)、「大井」の馬は[3-3-4-45](3着内率18.2%)、「川崎」の馬は[0-2-1-16](3着内率15.8%)となっている。3着内数、3着内率ともに頭ひとつ抜けている「船橋」所属馬を重視すべきだろう。

近年は特に外枠有利

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~4枠の馬は[4-1-3-43](3着内率15.7%)、5~8枠の馬は[6-9-7-50](3着内率30.6%)となっている。なお、平成26年以降の過去5年に限ると、1~4枠の馬は[2-0-0-22](3着内率8.3%)、5~8枠の馬は[3-5-5-21](3着内率38.2%)である。本年は施行コースが大井ダ1,600mから大井ダ1,800mに替わるものの、レースの傾向としては外枠有利だ。

大敗直後の馬は過信禁物

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[8-8-8-69](3着内率25.8%)、7着以下の馬は[2-2-2-24](3着内率20.0%)となっている。ただし、平成26年以降の過去5年に限ると、前走の着順が6着以内の馬は[5-4-4-31](3着内率29.5%)、7着以下の馬は[0-1-1-12](3着内率14.3%)である。近年の傾向を重視するならば、大敗直後の馬は評価を下げるべきかもしれない。

前走が1マイルの重賞だった馬は好成績

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、「ニューイヤーカップ」の馬は3着内率が40.9%に達している。ちなみに、前走のレースが「全日本2歳優駿」だった馬は[1-1-0-3](3着内率40.0%)、「ハイセイコー記念」だった馬は[0-1-1-3](3着内率40.0%)である。本年は施行コースが大井ダ1,600mから大井ダ1,800mに替わるものの、前走の条件が重賞、かつ前走の距離が1,600mだった馬は、それなりに高く評価すべきだろう。

前走の人気も重要なポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[5-6-7-56](複勝率24.3%)、5~8番人気の馬は[5-4-3-23](複勝率34.3%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-14](複勝率0.0%)となっている。ただし、平成26年以降の過去5年に限ると、前走の単勝人気順が4番人気以内の馬は[3-4-4-23](複勝率32.4%)、5~8番人気の馬は[2-1-1-15](複勝率21.1%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-5](複勝率0.0%)である。近年の傾向からは、前走で上位人気に推されていた馬ほど信頼できるレースと言えそうだ。