分析レポート

Analysis Report

第24回
マイルグランプリ(SII)
2017年11月15日(水) 20:10発走

第24回優勝馬:セイスコーピオン号

レース情報

マイルグランプリは、馬齢や前走の距離に注目!

  • 中止となった第17回を除く過去10回の結果から、レースの傾向を分析
  • 第13回(平成19年)から第16回(平成22年)までは3月中旬~5月下旬に実施
  • 第17回(平成23年3月30日施行予定)は東日本大震災の影響により中止
  • 第18回(平成23年11月2日施行)からは10月下旬~11月中旬に実施
  • 記録は平成29年10月24日時点

3着以内馬の大半は1~5番人気

【単勝人気順別成績】(過去10回)

過去10回の3着以内馬30頭中22頭は、単勝人気順が5番人気以内だった。一方、単勝人気順が「6番人気以下」だった馬は3着内率7.7%と苦戦している。波乱の決着となった年もあるが、まずは前評判が高い馬に注目すべきだろう。

内寄りの枠に入った馬がやや優勢

【馬番別成績】(過去10回)

馬番別成績を見ると、1~8番の馬が[5-8-6-59]で3着内率24.4%だったのに対し、9~16番の馬は[5-2-4-65]で3着内率14.5%と、やや苦戦していた。なお、施行時期が変更された第18回以降に限っても傾向はほぼ同様である。どちらかと言えば内枠有利なレースと言えそうだ。

好走率が高いのは「4歳」や「5歳」の馬

【馬齢別成績】(過去10回)

馬齢別成績を見ると、3着内率がもっとも高いのは「4歳」、2番目に高いのは「5歳」だった。なお、施行時期が変更された第18回以降に限っても傾向はほぼ同様である。ちなみに、その第18回から「3歳」の馬も出走可能になったが、まだ連対例はない。異なる世代の馬同士を比較する際は、「4歳」勢や「5歳」勢を重視すべきだろう。

連対数、連対率とも「大井」所属馬がリード

【所属別成績】(過去10回)

過去10回の連対馬20頭中14頭は、所属が「大井」だった。なお「大井」所属馬は連対率も「浦和」「船橋」「川崎」の所属馬をそれぞれ上回っている。今年もまずは地元の「大井」勢に注目したいところだ。

“同年のムーンライトカップ”を勝ち切った馬は堅実

【“同年のムーンライトカップ”における着順別成績】(過去10回)
※「施行なし」は“同年のムーンライトカップ”が施行されなかった第13回の全出走馬
※「施行前」は“同年のムーンライトカップ”より早い時期に施行された第14回から第16回の全出走馬

“同年のムーンライトカップ”における着順別成績を見ると、「1着」だった馬が3着内率80.0%と優秀な成績を収めていた。一方「6着以下」だった馬はすべて4着以下に敗れている。“同年のムーンライトカップ”に出走していた馬同士を比較する際は、当時の着順を素直に評価したい。

近年は前走も「1,600m」のレースだった馬が中心

【前走の距離別成績】(過去10回)

過去10回の3着以内馬30頭中14頭は、前走の距離が「1,600m」だった。なお、施行時期が変更された第18回以降に限ると、前走の距離が「1,600m」だった馬は3着以内馬18頭のうち11頭を占めている。臨戦過程を比較する際は、前走も今回と同じ距離のレースだった馬に注目すべきだろう。