分析レポート

Analysis Report

第7回
JBCレディスクラシック(JpnI)
2017年11月3日(金) 15:45発走

第7回優勝馬:ララベル号

レース情報

JBCレディスクラシックは、前哨戦で好走した馬が強い!

  • 過去6年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第2回(平成24年)、第6回(平成28年)は川崎ダ1600m、第3回(平成25年)は金沢ダ1500m、第4回(平成26年)は盛岡ダ1800mで実施
  • 第3回(平成25年)からはダートグレード競走として実施
  • 記録は平成29年10月5日時点

1番人気馬はすべて3着以内を確保

【単勝人気順別成績】(過去6年)
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単勝人気順別成績を見ると、単勝「1番人気」だった6頭はすべて3着以内に好走している。前評判がもっとも高い馬はそれなりに信頼できるレースと言えそうだ。一方、単勝「6番人気以下」だった馬は連対例がなく、3着内率も5.9%にとどまっていた。

他の競馬場で施行された年を含め内枠有利

【馬番別成績】(過去6年)
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大井ダ1800mで施行された第1回と第5回における馬番別成績を見ると、「1~8番」の馬は[2-2-1-11](3着内率31.3%)、「9~16番」の馬は[0-0-1-11](3着内率8.3%)となっている。他の競馬場で施行された年を含めても、「9~16番」の馬より「1~8番」の馬の方が好走率は高かった。出走頭数が多くなるようであれば、外寄りの枠に入った馬は評価を下げるべきかもしれない。

岩田康誠騎手が好成績

【騎手別成績】(過去6年)
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騎手別成績を見ると、3着以内となった例が複数ある騎手は岩田康誠騎手、蛯名正義騎手、戸崎圭太騎手、森泰斗騎手の4名となっている。このうち岩田康誠騎手は第3回を除くすべての回に騎乗し、3勝、2着2回と非常に優秀な成績をマークしていた。今年も参戦してくるようであればぜひ注目してみよう。ちなみに、地方所属騎手で3着以内となったのは、第2回2着の戸崎圭太騎手(当時は大井所属)、第2回3着、第6回3着の森泰斗騎手だけだ。

馬体重が重い馬ほど堅実

【馬体重別成績】(過去6年)
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馬体重別成績を見ると、「500kg以上」の馬が3着内率50.0%と優秀な成績を収めていた。なお、ダートグレード競走として施行されるようになった第3回以降の過去4年に限ると、馬体重が450kg未満だった馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)、450kg以上かつ500kg未満だった馬は[1-3-3-26](3着内率21.2%)、500kg以上だった馬は[3-1-1-3](3着内率62.5%)となっている。出走各馬を比較する際は、馬格にも注目してみたい。

「JRA」所属馬が中心

【所属別成績】(過去6年)
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所属別成績を見ると、「JRA」所属馬が3着内率44.1%と非常に優秀な数字をマークしていた。一方、地方所属馬は優勝例がなく、3着以内に好走したのも第2回2着のクラーベセクレタ(船橋所属)、第2回3着のサクラサクラサクラ(北海道所属)、第6回3着のトーセンセラヴィ(浦和所属)だけである。基本的には「JRA」勢を重視すべきレースと言えるだろう。

レディスプレリュードで好走した馬は信頼できる

【“同年のレディスプレリュード”における着順別成績】(過去6年)
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過去6年の3着以内馬18頭中11頭は、“同年のレディスプレリュード”において3着以内となった経験がある馬だった。該当馬は3着内率84.6%と好走率も非常に高い。今年もまずは主要な前哨戦であるレディスプレリュードの好走馬に注目したいところだ。