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INTERVIEW
職員インタビュー

お客様の歓声は
最もやりがいを
感じられる瞬間です

競走課 事務
F
2018年度採用

1日のスケジュール

平常業務日

レース開催日

08:30

出勤、メールチェック、電話応対

10:00

関係者との打ち合わせ

12:00

休憩

13:00

データベースへの情報入力、電話応対

14:30

資料作成、電話応対

17:15

退勤

12:00

出勤、メールチェック、開催準備

13:30

事前打ち合わせ

当日のレースに出走する馬の情報を関係者と共有する

14:30

開催業務

各レースの約10分前からスタート地点で準備を行う

22:00

退勤

プライベートの充実を求めて
異業種への転身

前職では営業として一般のお客様に一戸建て住宅を販売していました。そのため、必然的に平日休みとなり友人と休みが合わず、さらに業務が過酷なこともあり、転職を考え始めました。公務員試験を受ける中で特別区に合格。配属先希望の提出や面接を経て、特別区競馬組合に配属されることになりました。試験を受ける過程で初めて特別区競馬組合を知りましたが、もともとテレビで競馬を見るのが好きだったので、「なんだか面白そうなところだな」というのが最初の印象でした。

競走業務を通して、
公正かつスムーズなレースを支える

入庁後は経営企画課、広報課を経て、2023年から競走課で番組編成と検量業務を担当しています。番組編成では、競馬開催の5日間×1日12レースの合計60本の申し込み状況を確認し、偏りがある場合に、厩舎関係者に希望とは異なるレースの出走依頼を行う役割を担っていました。調教師や騎手と話す際には、競馬全般の知識やルール、慣習を覚えつつ、意図も汲み取りながら話す必要があり大変でした。また、競馬開催日には検量業務(※)を担当し、出走馬ごとに定められた負担重量になるよう騎手を検量し、公正なレースを維持する重要な役割を果たしていました。

2024年からは発走業務を担当し、競馬開催中はコースのスタート地点でスターターを務めるほか、各馬を順番にゲートに誘導するため声掛けを行う、分かりやすく言うと交通整理のような役目を担っています。いずれも全馬が公平かつスムーズにスタートできるよう、馬の状態を確認しつつ常に頭を働かせながら業務にあたっています。非開催時には、レース結果や発走時の馬の行動を地方競馬の共有データベースに入力し、次回の競馬に使用する資料を作成するなど、振り返りと次回開催に向けた準備を行います。それ以外にも騎手や調教師からの問い合わせ対応や競馬関係者向けの研修の調整、講師の手配なども行っています。

検量業務とは、出走馬ごとに騎手の体重や鞍を合わせた負担重量が定められており、職員立ち合いのもと確認を行う。

競馬の現場で感じる責任とやりがい

競馬の運営に直接携われることは、大きなやりがいがあります。現在取り組んでいる発走業務は、競馬開催中に馬場に立ち入れる数少ない仕事であり、簡単に任されるものではありません。そのため、大きな責任やプレッシャーを感じることもありますが、スタンドのお客様の歓声やSNSでの盛り上がりを目にすると、とてもうれしくなり、自分も競馬開催を担っていることを実感します。この仕事に携わっていて本当によかったと心から思える瞬間です。
また、職場は和気あいあいとした雰囲気で、新しいものを積極的に取り入れる風土があるため、相談もしやすい環境です。私の提案で、レース時に出走馬が身につけるゼッケンの色に新たに「えんじ色」を加えたこともありました。積極的に行動することで、既存の固定観念を変えることもできると感じています。

1レースに込める想いと日々の挑戦

今後はさらに多くの方に大井競馬場を知ってもらいたいと考えています。地方競馬としてはメジャーかもしれませんが、世間の認知度としてはまだまだ十分とは言えません。認知拡大のため、地方競馬界を背負う馬が1頭でも多く生まれるよう競馬関係者をサポートすることはもちろん、お客様に楽しんでいただける場所であり続けるため、日々の業務でも 1レース1レースを丁寧につくりあげていきたいと思います。特にスターター業務では、自らが主導してゲートを開けることで競馬が始まるため、より良いレースのために一切妥協なく取り組んでいきます。
また、柔軟な発想力を持って、TCKの新たな魅力を発信し続けていきたいです。今回のインタビューを通して、今の仕事内容を伝えることもその大事な役割のひとつだと捉えています。

メッセージ

就活期間中は、周囲と比較して焦りや不安を感じることもあるかもしれませんが、時には友人と遊んで息抜きをしながら、「今」しかできないことに有意義に時間を使ってください。
そして、特別区競馬組合に少しでも興味を持ってもらえたなら、ぜひ一度大井競馬場に遊びに来てください。ナイターの鮮やかさや地方競馬ならではの競走馬との近さ、お客様の歓声など、それらを自分の肌で感じてみてください。テレビで見るのとリアルで見るのでは、また違った魅力があるので、楽しんでもらえるとうれしいです。皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしています。

オフの過ごし方

普段は家でゆっくり過ごすことが多いですが、月に1回は友人とゴルフに行ったり、好きなバンドのライブに行ったりしています。最近は体型維持と運動不足の解消のため、ジムやサウナに通う機会も増えました。
競馬開催の日程は年間を通してあらかじめ決まっているので、レースのない日で仕事の調整がつけば、比較的平日でも有給が取りやすい職場だと思います。