第65回 東京大賞典 GI 2019年12月29日(日)10R 15:40発走 第65回 東京大賞典 GI 2019年12月29日(日)10R 15:40発走

東京大賞典について

東京大賞典の歴史

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第56回(平成22年)東京大賞典で優勝したスマートファルコン号が記録した2分0秒4は、大井ダ2,000mのレコードタイム。

東京大賞典は昭和30年に第1回が施行された「秋の鞍」を前身とする競走で、3歳馬と古馬による下半期のチャンピオン決定戦だ。なお、同年には「春の鞍(後の東京ダービー)」「春の特別(後のアラブダービー。平成8年廃止)」「秋の特別(後の全日本アラブ大賞典。平成8年廃止)」も創設され、大井競馬場を代表する四大競走と位置付けられた。この東京大賞典が現在のレース名に改められたのは第10回(昭和39年)からである。

第1回(昭和30年)は10月16日に、第2回(昭和31年)から第9回(昭和38年)までは11月上旬~中旬に施行されていたが、第10回(昭和39年)以降は昭和47年3月13日に延期された第17回を除きすべて12月中旬~下旬に、第45回(平成11年)以降はすべて12月29日に施行されている。

施行コースは第1回(昭和30年)から第7回(昭和36年)までが大井ダ2,600m、第8回(昭和37年)から第34回(昭和63年)までが大井ダ3,000m、第35回(平成元年)から第43回(平成9年)までが大井ダ2,800mだった。第44回(平成10年)以降は現在と同じ大井ダ2,000mで施行されている。

第41回(平成7年)からは指定交流競走となり、JRAや地方競馬の他地区に所属する馬も出走可能となった。また、第43回(平成9年)からはダートグレード競走のJpnⅠに格付けされている。さらに、第57回(平成23年)からは外国所属馬が出走可能な国際競走となり、地方競馬の競走としては史上初めて国際GⅠの格付けを取得した。

今年の第66回(令和2年)は1着賞金が8,000万円。今年度に施行される地方競馬の競走としては、JBCクラシックと並ぶ最高金額である。出走資格はサラブレッド系3歳以上。負担重量は定量で、3歳が55kg、4歳以上が57kg、牝馬ならびに南半球産の3歳馬は2kg減となっている。

コース紹介

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北米を中心に発展してきたダート競馬においては、2,000mがチャンピオンディスタンスとされている。大井ダ2,000mも、この東京大賞典や東京ダービー(SⅠ)・帝王賞(JpnⅠ)といったTCKの主要競走が施行されるコースとしておなじみだ。

スタート地点は第4コーナー付近で、スタンド前の直線を通過した後に、全長1,600mの外回りコースを1周してゴールに達する。スタート直後に400m以上の直線部分があるため、隊列が形成されてから1コーナーに入る展開となりやすい。馬場状態などの影響があるとはいえ、コースレイアウトとしては枠順による有利・不利が出にくい形態である。ゴール直前の攻防はもちろん、レース序盤のポジション争いもスタンド前の直線で行われるため、現地での生観戦に向いたコースと言えそうだ。

なお、南関東4場(浦和・船橋・大井・川崎)のうち、右回りのコースはこの大井競馬場だけ。また、JRAでダ2,000mのレースが施行されているのは、平成18年以降に限ると阪神競馬場のみだ。類似のコースが少ない分、適性や経験が明暗を分けることになるかもしれない。

令和2年11月末時点における大井ダ2,000mのレコードタイムは、第56回(平成22年)の東京大賞典で優勝馬のスマートファルコンが記録した2分0秒4である。

伊吹雅也