分析レポート

Analysis Report

第7回
優駿スプリント(SII)
2017年06月27日(火) 20:10発走

第7回優勝馬:バンドオンザラン号

レース情報

優駿スプリントは、臨戦過程や枠順がポイント!

  • 過去6年の結果から、レースの傾向を分析
  • 平成23年に新設
  • 第1回(平成23年)から第4回まではSIIIとして実施
  • 第5回(平成27年)よりSIIとして実施
  • 1着馬に習志野きらっとスプリントへの優先出走権を付与
  • 1~2着馬にアフター5スター賞の優先出走権を付与
  • 記録は平成29年6月9日時点

上位人気馬は信頼できる

【単勝人気順別成績】(過去6年)
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単勝人気順別成績を見ると、単勝「5番人気」や「6番人気以下」の馬は優勝例がなく、3着内率も低調だった。一方、単勝「2番人気」の馬は連対率、3着内率ともに83.3%と高く、単勝「1番人気」「3番人気」「4番人気」の馬も3着内率は50.0%に達している。今年もまずは前評判が高い馬に注目すべきだろう。

外寄りの枠に入った馬は不振

【枠番別成績】(過去6年)
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枠番別成績を見ると、「7枠」「8枠」の馬は連対例がなく、3着となったのも第1回のリバーキンタロー(8枠)だけだった。今年も外寄りの枠に入ってしまった馬は評価を下げた方が良さそうだ。ただし、最内の「1枠」から3着以内となったのも第3回のハードデイズナイト(1着)だけであり、3着内率は8.3%にとどまっている。極端に内寄りの枠を引いた馬も過信禁物と見ておいた方がいいかもしれない。

「牝」馬も健闘しているが近年は……

【性別成績】(過去6年)
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性が「牝」の馬は3勝、2着3回で、勝率や連対率は「牡」および「セン」だった馬を上回っている。ただし、第4回以降の過去3回に限ると、「牡」馬が[3-2-3-26](3着内率23.5%)だったのに対し、「牝」馬は[0-1-0-13](同7.1%)と苦戦していた(「セン」馬は出走なし)。連対を果たした馬の数こそ互角だが、こうした傾向も考慮すべきだろう。

優勝馬の大半は前走も1200mのレースだった馬

【前走の距離別成績】(過去6年)
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過去6年の優勝馬6頭中、第2回のゴールドキャヴィアを除く5頭は前走の距離が「1200m」だった。臨戦過程を比較する際は、前走が今回と同じ距離のレースだった馬に注目したいところだ。なお、第2回1着のゴールドキャヴィアは前走が「2000m」の東京ダービー。他にも東京ダービー組から3頭の3着馬が出ている。

前走で連対を果たしている馬に注目

【前走の着順別成績】(過去6年)
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過去6年の3着以内馬18頭中8頭は前走の着順が「1着」、3頭は前走の着順が「2着」だった。大敗直後の馬が巻き返したレースも少なくないとはいえ、基本的には前走好走馬が強いレースと言えるだろう。ちなみに、前走か前々走で連対していた馬まで対象を広げると、過去6年の3着以内馬18頭中15頭が該当する。

“優駿スプリントTr”で2着以下だった馬は不振

【“優駿スプリントTr”における着順別成績】(過去6年)
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※「開催なし」は“優駿スプリントTr”が施行されなかった第1回の全出走馬

平成24年から施行されている“優駿スプリントTr”における着順別成績を見ると、「1着」だった馬は4頭中3頭が連対を果たしていた。一方「2着以下」だった馬は3着内率5.7%で、「不出走」だった馬の数字を大きく下回っている。“優駿スプリントTr”に出走しながら敗れてしまった馬は評価を下げるべきかもしれない。