重賞レース

第63回 東京大賞典(GI)

  • 2017年12月29日(金)
  • 16:30発走
第63回優勝馬:コパノリッキー号

一年の総決算として行われる年の瀬のビッグイベント。2011年から地方競馬初となる国際GⅠに格上げとなり国際競走として実施されています。日本全国から集結したダートグレード戦線の実績馬に加え、海外で活躍する実力馬が参戦可能になり、その年のダートNO.1を決める真のグランプリレースとなりました。

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    <第63回 東京大賞典(GI)>

    アポロケンタッキー
    昨年の東京大賞典から内田博幸騎手とのコンビ結成。この馬の持久力を生かした積極的な競馬で強豪たちを一蹴し、G1初制覇を飾りました。前走のチャンピオンズカップは、右前肢跛行で出走取消。仕切り直しの一戦で、東京大賞典連覇を目指します。

    コパノリッキー
    ダート界の雄もこの東京大賞典がラストラン。G1競走勝利数歴代1位タイの10勝の記録を持ち、JRA賞最優秀ダートホースやNARグランプリダートグレード競走特別賞も受賞。有終の美を飾ることはできるでしょうか?!当日には引退式も実施。

    ※引退式の詳細はこちら

    ケイティブレイブ
    持ち前のスピードを生かして先手を取っていく馬でしたが、今年の帝王賞はスタートで躓いたことで後方から。徐々に進出していって、最後は豪快に差し切ったシーンは圧巻でした。それ以降も脚質に幅を広げて、安定感のある走りを続けています。

    サウンドトゥルー
    2年前の東京大賞典を制し、G1初制覇を飾りました。脚質的には展開に左右されるところはありますが、強靭な末脚は武器。前走のチャンピオンズカップは11着(勝ち馬から0.6秒差)に終わりましたが、相性のいい大井コースで巻き返しは必至。

    ヒガシウィルウィン
    今年の南関東2冠馬。前走の浦和記念は夏休み明けや初古馬とのダートグレード競走と楽な戦いではありませんでしたが、2番手から進め一度は下がるシーンもありましたが、盛り返しての2着。地方生え抜きの若きエース、未知の魅力にあふれています。

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    <第63回 東京大賞典(GI)>

    (12月27日現在)

    調教インタビュー動画・調教追い切り動画はこちら

    ■ヒガシウィルウィン
    *船橋 佐藤賢二 厩舎 牡3歳
    *成績 15戦7勝2着7回
    *重賞タイトル
     ジャパンダートダービー(JpnI)(2017)
     東京ダービー(SI)(2017)
     京浜盃(SII)(2017)
     ニューイヤーカップ(SIII)(2017)
     サンライズカップ(H2)(2016)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     今年の東京ダービーを優勝し、地方勢としては7年ぶりにジャパンダートダービーを制した、南関東2冠馬。これからの地方競馬を担っていく若きエースが、東京大賞典では中央のダート界のトップホースたちに挑みます。

     前走の浦和記念は、約4か月の休み明けの中、3歳馬が初めての古馬のダートグレード競走に挑戦。普通に考えても楽な条件ではありませんでした。

     ヒガシウィルウィンは森泰斗騎手を背に2番手から。2周目の3コーナー手前からステッキが入り、優勝したマイネルバサラに交わされ、さらにはナムラアラシやオールブラッシュにも前に行かれましたが、そこからまた盛り返しての2着。普通は交わされた時点でバタバタになってもおかしくはなかったでしょう。改めてこの馬の底力を見ました。

     「まくられた時に遅れてしまいましたが、またそこから耳を絞って頑張って伸びてくれました。この馬はくじけないハートの強さが一番ですね。こういう形になったら普通は2着に残れないと思いますが、休み明けの3歳馬が初めての古馬の交流戦ですごいですよ。前よりパワーアップしています」(森騎手)。

     休み明けでこれだけのメンバーを相手に力走したこともあり、レース後は今までで一番疲れていたそうですが、またさらに強くなっていくことでもあるでしょう。疲れを取った後は、この東京大賞典に向けて元気にトレーニングを積んできたそうです。

     12月25日は船橋競馬場で最終追い切りが行われ、森騎手を背に、ダイリュウハヤテを5馬身ほど追いかけていく形で半マイルから馬体を併せると、最後は強めに追われて2馬身ほど先着してのゴールでした。

     「強め程度でしたが反応は良かったですね。まだ3歳なので来年はもっと良くなると思いますが、それでも以前より精神的な部分だけではなく肉体面も強化しているし(腰の強さなど)、休み前より前向きさも出て追い切りもしっかり動けるようになっています。

     前走とはメンバーも違うし挑戦者の立場ですが、大きな期待をかけられている馬なので、いい競馬をしなくてはいけないと思っています」(森騎手)。

     ヒガシウィルウィンの成績を見てもわかるように、高いレベルで走り続けながら、どんな条件でもどんな相手とでも大崩れがありません。北海道時代からも含めて15戦走り、連を外したのは全日本2歳優駿の4着だけ。ここまでの成績を考えても、ヒガシウィルウィンなら何かやってくれるかも……という期待をかけてしまいます。

     しかし、今回は3歳馬が古馬のダート界のトップホースたちと初対決。この東京大賞典でたくさんのことを吸収し、さらに強くなっていって欲しいと思います。内容次第ではフェブラリーSへの挑戦も視野に入れているそうです。

     「右回りでも左回りでも結果は出していますが、走り慣れた右回りの方がよりいいですね。体が増えているのは成長分ですが、一度使ったことで少しは絞れていると思います。4、5番手くらいからじっくりためての直前勝負。

     前走は改めて力のあるところは見せてくれましたが、今回はさらにメンバーも上がります。状態は前走より上積みはあると思うし、一矢報いたいですね。恥ずかしくない競馬はしてくれると思っています」(佐藤賢二調教師)。

    ☆いつも調教をつけている米谷康秀調教師補佐
    「前走からぎっちり仕上げているので大きな変化はありませんが、いい意味で維持できていますね。攻めても崩れないタフな馬です。クラシックの頃は追い切りで不安に思うようなところもありましたが、最近では元々の気性と跳びの柔らかさのほかに、力強さがついた分、スピードにのれるようになって、追い切りでも動けるようになってきたと思います。成長を感じますね」

    ☆担当の秀島哲明厩務員
    「最終追い切りの動きは良かったし、息の入り具合も今までで一番いいですね。納得のいく状態です。休み前に比べると、追い切りでは前向きになって、ストライドも大きくなったし、パワーアップしたことは感じます。2走ボケはしないように、常に気をつけながら接してきたつもりです。今までとメンバーは違いますが、いい状態で送り出せば自ずと結果はついてくると思っています」

    ■バルダッサーレ
    *大井 中道啓二 厩舎 牡4歳
    *成績 21戦3勝2着1回
    *重賞タイトル
     東京ダービー(SI)(2016)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     昨年の東京ダービーを圧巻の内容で制したバルダッサーレ。長期休養明け以降、3戦を消化しましたが、ダートグレード競走を中心に使っていることもあり、成績はもう少し……。またあの頃の輝きを取り戻して欲しいと思います。

     「前走は気合いをつけた分引っ掛かってしまいましたが、前々走は3~4コーナーで接触した時に(ハミが抜けて)やめてしまいましたが、そこまでの内容は悪くなかったと思います。気持ちは入ってきているし、やる気になった時に行かせるように、この馬の気持ち第一で走らせられれば」(中道調教師)。

    ■サブノクロヒョウ
    *大井 阪本一栄 厩舎 牡4歳
    *成績 31戦5勝2着7回
    *重賞タイトル
     東京記念(SII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     大井生え抜き馬。コツコツと力をつけてきて、3走前の東京記念は和田譲治騎手とのコンビで記念すべき重賞初制覇を飾りました。

     「前走はまくられてリズムが崩れてしまい、馬体も気持ち重かったですね。こういうメンバーと戦っても、反動も出ないし、しっかりしてきました。脚元も丈夫だし本当にタフな馬です。もまれて強くなっていって欲しいですね。先行力を生かして、どこまで我慢できるかです」(阪本調教師)。

    <中央馬の顔ぶれ>

    ■アポロケンタッキー
    *JRA 山内研二 厩舎 牡5歳
    *成績 23戦9勝2着3回
    *重賞タイトル
     日本テレビ盃(JpnII)(2017)
     東京大賞典(GI)(2016)
     みやこS(GIII)(2016)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     昨年の東京大賞典は大井競馬場を知り尽くす内田博幸騎手が初騎乗。この馬の持久力を生かした積極的な競馬で、G1初制覇を飾りました。前走は右前肢跛行で出走取消。

    ■インカンテーション
    *JRA 羽月友彦 厩舎 牡7歳
    *成績 30戦11勝2着3回
    *重賞タイトル
     東京中日S杯武蔵野S(GIII)(2017)
     白山大賞典(JpnIII)(2017)
     マーチS(GIII)(2017)
     平安S(GIII)(2015)
     みやこS(GIII)(2014)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走の武蔵野Sは三浦皇成騎手が初めて手綱を取り、2番手からの競馬で先行力を発揮し優勝(重賞6勝目)。初めての大井コースで、悲願のG1制覇になるでしょうか?!

    ■ケイティブレイブ
    *JRA 目野哲也 厩舎 牡4歳
    *成績 24戦7勝2着6回
    *重賞タイトル
     帝王賞(JpnI)(2017)
     名古屋大賞典(JpnIII)(2017)
     浦和記念(JpnII)(2016)
     白山大賞典(JpnIII)(2016)
     兵庫チャンピオンシップ(JpnII)(2016)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     スピードを生かして先手を取る馬が、今年の帝王賞はスタートで躓いたことから、この時ばかりは後方から。徐々に進出していって豪快に差し切ったシーンは圧巻でした。

    ■コパノリッキー
    *JRA 村山明 厩舎 牡7歳
    *成績 32戦15勝2着3回
    *重賞タイトル
     マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)(2016・2017)
     かしわ記念(JpnI)(2014・2016・2017)
     帝王賞(JpnI)(2016)
     JBCクラシック(JpnI)(2014・2015)
     フェブラリーS(GI)(2014・2015)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ダート界の雄の引退レースで、当日は引退式も実施。歴代1位タイのG1・10勝、JRA賞最優秀ダートホースやNARグランプリダートグレード競走特別賞を受賞してきました。

    ■サウンドトゥルー
    *JRA 高木登 厩舎 セ7歳
    *成績 45戦10勝2着10回
    *重賞タイトル
     JBCクラシック(JpnI)(2017)
     チャンピオンズカップ(GI)(2016)
     東京大賞典(GI)(2015)
     日本テレビ盃(JpnII)(2015)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     2年前の東京大賞典優勝馬。脚質的には展開に左右されますが、強靭な末脚は武器。前走は11着に終わり、相性のいい大井コースで巻き返しを図ります。

    ■ミツバ
    *JRA 加用正 厩舎 牡5歳
    *成績 33戦9勝2着4回
    *重賞タイトル
     マーキュリーカップ(JpnIII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     大井競馬場の適性の高さを見せ、JBCクラシックは3着。今回はミルコ・デムーロ騎手がどうエスコートをするのかも興味深い1戦です。父のカネヒキリは9年前の覇者。

    ■ロンドンタウン
    *JRA 牧田和弥 厩舎 牡4歳
    *成績 21戦7勝2着3回
    *重賞タイトル
     コリアカップ(GI)(2017)
     エルムS(GIII)(2017)
     佐賀記念(JpnIII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     父はカネヒキリで、母が大井のフェアリーバニヤン。重賞初制覇を飾ったのは今年になってからで、コリアカップを含む重賞3勝。母が走った大井競馬場に初登場です。

    *東京大賞典の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第63回 東京大賞典(GI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■ヒガシウィルウィン
    船橋12/25右稍 1200m-80.2秒 1000m-64.2秒 800m-49.9秒 600m-37.0秒 G前強
    ■バルダッサーレ
    大井12/7良 800m-51.8秒 600m-37.3秒 馬なり
    大井12/13良 1000m-67.5秒 800m-53.4秒 600m-38.9秒 強めに
    大井12/17良 1000m-63.7秒 800m-50.6秒 600m-37.1秒 強めに併
    大井12/25重 1000m-66.5秒 800m-52.5秒 600m-38.2秒 馬なり
    ■サブノクロヒョウ
    大井12/16良 1000m-67.0秒 800m-52.4秒 600m-37.9秒 強めに併
    大井12/25重 1000m-69.0秒 800m-54.9秒 600m-39.8秒 馬なり
    ■アポロケンタッキー
    栗東12/10坂路 800m-59.6秒 600m-43.0秒 200m-13.9秒 馬なり
    栗東12/13坂路 800m-55.1秒 600m-39.7秒 200m-12.5秒 強めに先
    栗東12/17坂路 800m-55.7秒 600m-40.0秒 200m-13.0秒 馬なり
    栗東12/20坂路 800m-52.9秒 600m-38.1秒 200m-12.5秒 一杯追
    栗東12/25坂路 800m-53.3秒 600m-37.6秒 200m-12.6秒 一杯追
    ■インカンテーション
    栗東12/7坂路 800m-55.4秒 600m-40.4秒 200m-13.4秒 馬なり
    栗東12/14CW良 1200m-80.7秒 1000m-65.2秒 800m-50.7秒 600m-37.9秒 200m-12.6秒 G前追遅
    栗東12/20坂路 800m-53.1秒 600m-38.5秒 200m-12.9秒 一杯追先
    栗東12/24坂路 800m-54.3秒 600m-39.9秒 200m-13.0秒 馬なり
    ■ケイティブレイブ
    栗東12/13坂路 800m-54.4秒 600m-40.1秒 200m-12.6秒 馬なり
    栗東12/17坂路 800m-52.9秒 600m-38.6秒 200m-12.7秒 強めに
    栗東12/20坂路 800m-53.0秒 600m-38.6秒 200m-12.9秒 馬なり
    栗東12/25坂路 800m-53.4秒 600m-39.0秒 200m-12.1秒 一杯追
    ■コパノリッキー
    栗東12/21坂路 800m-57.4秒 600m-42.7秒 200m-14.2秒 馬なり
    栗東12/25CW稍 1000m-69.7秒 800m-52.9秒 600m-37.7秒 200m-11.8秒 一杯追
    ■サウンドトゥルー
    美浦12/17坂路 800m-56.8秒 600m-41.7秒 200m-12.9秒 馬なり
    美浦12/21坂路 800m-54.5秒 600m-40.2秒 200m-13.1秒 馬なり
    美浦12/26坂路 800m-53.8秒 600m-39.6秒 200m-12.8秒 馬なり
    ■ミツバ
    栗東12/16坂路 800m-57.5秒 600m-40.7秒 200m-12.8秒 馬なり
    栗東12/20坂路 800m-55.4秒 600m-40.1秒 200m-13.2秒 馬なり遅
    栗東12/25坂路 800m-55.2秒 600m-39.7秒 200m-12.9秒 馬なり
    ■ロンドンタウン
    栗東12/13CW良 1200m-87.0秒 1000m-70.6秒 800m-55.8秒 600m-41.9秒 200m-13.9秒 馬なり
    栗東12/17坂路 800m-53.4秒 600m-38.3秒 200m-12.3秒 一杯追
    栗東12/20CW良 1200m-86.4秒 1000m-70.4秒 800m-54.6秒 600m-39.8秒 200m-12.6秒 馬なり
    栗東12/25CW稍 1200m-83.3秒 1000m-66.4秒 800m-51.0秒 600m-37.5秒 200m-11.7秒 直強めに
  • 高橋華代子のレースレポート

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    <第63回 東京大賞典(GI)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     2017年ダート界締めくくりの1戦、東京大賞典。歴代のダート界の猛者たちが、TCKの砂上で、熱く強く、さまざまなドラマを誕生させてきました。

     今年も中央から豪華メンバー7頭が集結。1番人気に推されたのは今年の帝王賞馬ケイティブレイブ、2番人気は昨年のチャンピオンズカップの覇者で今年のJBCクラシックを制したサウンドトゥルー。3番人気はここが引退レースとなったコパノリッキーで、G1史上最多の11勝をかけての出走でした。

     終わってみれば、これまでダート界を牽引してきたコパノリッキーの強さをまざまざと見せつけた結果に。人馬ともにG1初制覇(2015年フェブラリーS)を飾ったコンビ・田邊裕信騎手を背にし、有終の美を飾りました。

     レースは、コパノリッキーとケイティブレイブが行く気を見せましたが、1コーナー手前でコパノリッキーが単独先頭に立つと、2番手にケイティブレイブ、その後ろにはミツバやインカンテーション、ロンドンタウンが続き、地方の大将格ヒガシウィルウィンも中団前を追走。サウンドトゥルーは中団後方待機。

     「この馬のリズムを崩さないように、調教師の村山先生とオーナーのコパさんと3人で考えた結論で、自分のペースを守って競馬ができましたね。1コーナーに入る前までにケイティブレイブも主張してきたので、それを封じ込めてからの折り合いが鍵でした。馬は前走よりも落ち着いていたので、力みもすぐに取れてマイペースに走ってくれました」(田邊騎手)。

     コパノリッキーは前半600m通過が35秒5、1000m通過は61秒3のペースを作っていくと、先頭から後方までは2コーナー付近ですでに縦長の展開。

     「スタートをした後にポジション争いをして競ったのはイメージ通りではありませんでしたが、後半はリズムよく走れてイメージ通りです」。

     コパノリッキーが軽快な走りを続け、最後の直線に入るところではケイティブレイブらも食らいつこうとしますが、コパノリッキーは37秒1の脚を繰り出し、後続との差を広げていきました。1番の上がり36秒5の脚で突っ込んできた2着のサウンドトゥルーに3馬身差をつけたところがゴール。勝ちタイムは2000m2分4秒2(良)。3着がケイティブレイブでした。

     「無事に引退させることとG1・11勝の記録もかかっていたので、一番いい形で締めることができてホッとしました」。


     最終レース後にはコパノリッキーの引退式が行われ、たくさんのファンに見送られながら、多くのドラマを誕生させてきた大井競馬場の砂上に別れを告げました(1月6日には京都競馬場でも引退式が行われます)。この後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬生活をスタートさせる予定とのこと。

     コパノリッキー、記憶にも記録にも残った強くて愛らしい名馬でした。お疲れ様でした!


     一方、地方競馬最先着はヒガシウィルウィン(船橋・佐藤賢二厩舎)の8着。森泰斗騎手を背に中団から進めていくも最後は伸び切れませんでした。

     「相手は強かったですが、もまれていい経験になったと思います。あのペースで37秒台の上がりを使われたら、後ろの馬は厳しいですよ。ゲートに入らなかったのは気乗りしなかったのか、その辺りはわからないですが。今日は残念でしたが、まだ3歳なので来年頑張ります」(森騎手)。


     今後については未定とのこと。これまでゲート入りを大きく嫌がったことはなかっただけに、目に見えない疲れもあったのではないということで、厩舎で一息入れる予定だそうです。ヒガシウィルウィンはまだ3歳(明け4歳)。これほどの古馬の一線級とは初対戦だっただけに、この経験を今後に生かして欲しいと思います。


    <他陣営のコメント>

    2着 サウンドトゥルー 大野拓弥騎手
    「最近とてもいい状態で安定していまね。リズムも良くて勝負所で行けるんじゃないかと思いましたが、勝ち馬が強かったです」

    3着 ケイティブレイブ 福永祐一騎手
    「逃げるか早め先頭でという指示で、スタートで出して行って結果行けなかったんですが、流れた中での2番手につけていって指示通りでした。早めにつかまえにいきましたがつかまえられなくて、最後は脚が上がっていましたね。タフな競馬の中でも一生懸命に走ってくれました。勝った馬は強かったです」

    4着 アポロケンタッキー 内田博幸騎手
    「中途半端な競馬はやめて、内枠ならこういう乗り方かなと。前走よりも直線の動きが違って伸びは良かったし、体も絞れればこれからもっと良くなっていきそうです」

    5着 ロンドンタウン 岩田康誠騎手
    「前回の敗因はよくわからないのですが、それに比べても良く走っています。折り合いもついていました」

    6着 ミツバ ミルコ・デムーロ騎手
    「(他馬に)寄ってこられて内に閉じ込められました。力を出し切っていません」

    7着 インカンテーション 三浦皇成騎手
    「ゲートも決まって、前走のようなイメージで理想的な形で進めることができました。前回の方が条件は合っていましたが、それでもリズム良く走ってくれて馬も充実しているし頑張ってくれたと思います」

    8着 ヒガシウィルウィン 森泰斗騎手

    上記参照

    9着 タービランス 吉原寛人騎手
    「乗り味もすごく良かったですし最後までしっかり走ってくれました」

    10着 サブノクロヒョウ 和田譲治騎手
    「この馬の力は出していると思いますが相手は強かったですね。この経験を今後に生かしていければ」

    11着 バルダッサーレ 赤岡修次騎手
    「行きたくなったら行かせるという指示で、3~4コーナーで上がっていった時は手応えも良くて見せ場を作ることができました。今回初めて乗せて頂いたのでうまく脚を使うことができていれば。乗りやすいしとてもいい馬です」

    12着 セイファルコン 左海誠二騎手
    「折り合いが鍵になる馬ですがそれは問題ありませんでした。相手は強かったです」

    13着 サンドプラチナ 真島大輔騎手
    「相手は強かったので、いい経験になってくれれば」

    14着 コスモカット 安藤洋一騎手
    「スタートがすごく良くて出たなりの位置で競馬をしました。思っていた以上に頑張ってくれたと思います。この経験を生かして自己条件で巻き返したいです」

    15着 シャドウパーティー 高松亮騎手
    「折り合いをつけてゆっくり行かせて脚を使わせようと思いました。短いところの方が持ち味を発揮してくれそうですね」

    16着 ハーキュリーズ 山越光調教師
    「丈夫な馬で最後まで頑張って走ってくれました。この後は乗馬になるので、また新天地で頑張って欲しいですね」
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    63 平29 コパノリッキー 牡7 田邊 裕信
    62 28 アポロケンタッキー 牡4 内田 博幸
    61 27 サウンドトゥルー セ5 大野 拓弥
    60 26 ホッコータルマエ 牡5 幸 英明
    59 25 ホッコータルマエ 牡4 幸 英明
    58 24 ローマンレジェンド 牡4 岩田 康誠
    57 23 スマートファルコン 牡6 武 豊
    56 22 スマートファルコン 牡5 武 豊
    55 21 サクセスブロッケン 牡4 内田 博幸
    54 20 カネヒキリ 牡6 C.ルメール
    53 19 ヴァーミリアン 牡5 武 豊
    52 18 ブルーコンコルド 牡6 幸 英明
    51 17 アジュディミツオー 牡4 内田 博幸
    50 16 アジュディミツオー 牡3 内田 博幸
    49 15 スターキングマン 牡4 武 豊
    48 14 ゴールドアリュール 牡3 武 豊
    47 13 トーホウエンペラー 牡5 菅原 勲
    46 12 ファストフレンド 牝6 蛯名 正義
    45 11 ワールドクリーク 牡4 加藤 和宏
    44 10 アブクマポーロ 牡6 石崎 隆之
    43 9 トーヨーシアトル 牡4 松永 昌博
    42 8 キョウトシチー 牡5 松永 幹夫
    41 7 アドマイヤボサツ 牡5 芹沢 純一
    40 6 ドルフィンボーイ 牡3 山崎 尋美
    39 5 ホワイトシルバー 牝5 荒山 勝徳
    38 4 ドラールオウカン 牝4 堀 千亜樹
    37 3 ボールドフェイス 牡3 堀 千亜樹
    36 2 ダイコウガルダン 牡5 早田 秀治
    35 平元 ロジータ 牝3 野崎 武司
    34 昭和63 イナリワン 牡4 宮浦 正行
    33 62 テツノカチドキ 牡7 佐々木竹見
    32 61 カウンテスアツプ 牡5 的場 文男
    31 60 スズユウ 牡7 石川 綱夫
    30 59 テツノカチドキ 牡4 本間  茂
    29 58 サンオーイ 牡3 高橋 三郎
    28 57 トラストホーク 牡4 高橋 三郎
    27 56 アズマキング 牡4 岡部 盛雄
    26 55 トウケイホープ 牡4 秋吉 和美
    25 54 エビチカラ 牡6 山田秀太郎
    24 53 ハツシバオー 牡3 宮浦 正行
    23 52 トドロキヒリユウ 牡3 岡部 正道
    22 51 フアインポート 牡3 竹島 春三
    21 50 スピードパーシア 牡4 佐々木竹見
    20 49 トドロキムサシ 牡3 岡部 盛雄
    19 48 ヒデムサシ 牡5 辻野  豊
    18 47 フリユーフアスト 牡3 渥美 忠男
    17 46 フジプリンス 牡4 角田 次男
    16 45 ダイニヘルスオー 牡3 出藤  篤
    15 44 ヤシマナシヨナル 牡5 福永二三雄
    14 43 アシヤフジ 牡4 赤間 清松
    13 42 ヒガシジヨオー 牝4 竹島 春三
    12 41 ゴウカイオー 牡7 松浦  備
    11 40 オーシヤチ 牡5 赤間 清松
    10 39 オリオンホース 牡4 佐々木竹見
    9 38 シンニツケイ 牡3 小筆  昌
    8 37 ダイサンコトブキ 牡5 宮下 哲朗
    7 36 サキミドリ 牡3 松浦  備
    6 35 オンスロート 牡3 赤間 清松
    5 34 ダンサー 牡5 武智 一夫
    4 33 ダイニコトブキ 牡3 須田  茂
    3 32 イチカントー 牡4 藤田 安弘
    2 31 ケンチカラ 牡4 小筆  昌
    1 30 ミスアサヒロ 牝5 安藤 徳男