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新年のご挨拶

日頃から大井競馬をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
本年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、ご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2018年はTCKにとって躍進の一年でした。

国際交流事業の拡大として、サンタアニタ競馬場におけるTCK専用きゅう舎「TCKステーブル」の開設、サンタアニタダービーへのTCK所属馬の出走枠の確保、オーストラリアに続いてニュージーランドでの勝馬投票券の発売とレース映像の配信など、海外競馬への参入を積極的に行ってまいりました。「TCKステーブル」からはすでに新馬戦にも出走しており、これに続く競走馬の今後の活躍にも期待しているところでございます。

また、8月には的場文男騎手が地方競馬通算7,152勝を達成し、地方競馬通算最多勝利新記録を樹立しました。大きな怪我を何度も乗り越え、人並みならぬ努力を続けてきたからこそ達成できた大偉業であり、心から尊敬の意を表します。その後、これを記念して実施した「的場デー」イベントでは、多くのお客様が的場騎手の騎手服を着てくださり、場内が真っ赤に染まりました。的場騎手には、今後も長く活躍していただき、ファンに元気を与え続けていただきたいと思います。

そして10月には、2018年の象徴とも言える「TOKYO MEGA ILLUMINATION」がオープンいたしました。点灯式には小池都知事やTCKイメージキャラクターにもお越しいただき、盛大なオープニングで幕を開けました。クリスマスシーズンには、大変多くのお客様にお越しいただき、ご好評をいただいております。また、馬場照明のLED化により消費電力を40%削減することに成功し、環境にも配慮した形でトゥインクルレースを実施していくことが可能となりました。1月に行うイルミネーションのリニューアルなど、TCKは新たなエンターテイメント施設として、今後も進化し続けて参りますのでご期待ください。

さらに、年末に実施いたしましたグランプリレース「東京大賞典競走」では、地方競馬1レース売上レコード46億3240万4400円、地方競馬1日売上レコード79億4389万4850円を達成し、ともに地方競馬レコードを大幅に更新することが出来ました。また、平成3年に打ち立てた地方競馬1開催売上レコードを27年ぶりに更新し、初の約174億円達成を果たしました。

いよいよ来年には、東京オリンピックが開催されます。我々も東京23区の一員として、東京オリンピックを見据えたグローバルな施策を展開していきたいと考えております。スポーツとしての「競馬」に加え、イベント・グルメ・イルミネーションなどもお楽しみいただける東京の夜のエンターテインメントスポットとして、また広大な敷地、空港や都心への利便性など、訪日外国人の方々にお楽しみいただける魅力がTCKには詰まっております。こういった魅力をより多くの方に周知できるようPRを行ってまいります。

本年も、引き続きお客様からのご愛顧を賜りますよう、職員一丸となって誠心誠意取り組んでまいりますので、TCKを何卒宜しくお願いいたします。

平成31年1月1日
大井競馬開催執務委員長 斉藤 弘