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大井競馬場パドックビジョン「2016年度グッドデザイン賞」受賞

平成28年3月14日(月)より運用を開始した「大井競馬場パドックビジョン」が、この度日本の産業や生活文化を向上させるデザインを表彰する2016年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しましたのでお知らせいたします。今回受賞したパドックビジョンは、映像の高精細化や文字情報の視認性の向上によって、従来のパドックビジョンから飛躍的に進歩していること、中でも馬を自動追尾するマルチアングル映像は、競馬だけでなく様々なスポーツ観戦への応用が期待できるシステムであることが高く評価されました。

特別区競馬組合(東京シティ競馬)斉藤弘副管理者コメント

「グッドデザイン賞の受賞については、画面やフォントの美しさはもちろんのこと、競馬界初の自動追尾カメラという新技術導入の挑戦が、スポーツ映像の可能性を広げたことに対する評価と聞いており、非常に光栄に存じます。今後とも新たな挑戦を恐れず、お客様によりエキサイティングで新鮮味のある競馬映像を提供して参りたいと思います。」

GOOD DESIGN AWARD2016 受賞詳細ページ:
https://www.g-mark.org/award/describe/44132?token=FszabxjrfH

大井競馬場パドックビジョンは、ソニー株式会社およびソニービジネスソリューション株式会社と連名で受賞いたしました。

【大井競馬場パドックビジョンの特長について】

1.競馬界初の自動追尾マルチカメラコントロールシステム搭載

大井競馬場パドックビジョンは、競馬界初となる『マルチカメラコントロールシステム』を搭載しています。『マルチカメラコントロールシステム』とは、複数のカメラによる同一被写体の映像を同時に表示するシステムです。パドックビジョンには、パドック前のL-WINGスタンド3階にメインカメラ(有人カメラ)と、パドック周辺の4カ所に無人カメラの計5台のカメラを設置。カメラに追尾システムを搭載することにより、メインカメラが撮影している馬を無人カメラ4台も同時に撮影し、馬の表情・歩様・おしりの筋肉・アップなど、様々な角度から撮影した馬の映像を一度にご覧いただけます。

2.高画質・高解像度の映像

横16.96m×縦7.2m(面積122.1㎡・約725インチ)という大画面サイズで、馬名・馬体重・騎手名に加え、馬の映像や連勝系オッズ、前レースの払戻金などが一画面で表示されます。また、最少文字サイズを30cmに設定。最大視認距離が約92mとなり、L-WING4階からご覧いただいても、パドックビジョンの文字を認識することができます。

また、画素数も1,221,120画素という高解像度を実現し、鮮明な映像で馬の毛ヅヤや歩様をご覧いただけます。

3.美しく見やすいオッズデザイン

視認性と美しさを追求したオッズデザインとなります。
デザインの美しさのみならず、マルチアングルへの対応やフォントや視認性も考慮し、より多くの情報をわかりやすくお伝えします。

【主な仕様】

  大井競馬場パドックビジョン
面積 122.1㎡(横16.96m×縦7.2m)
解像度 1,221,120画素(横1696×縦720)
表示輝度 5,000cd/㎡
表示ピッチ 10mm

自動追尾カメラシステム、および大型映像装置は、ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄)により設計施工されたものです。
ソニービジネスソリューション株式会社  http://www.sonybsc.com/