高橋華代子の
レースレポート
黒潮盃レース回顧
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クラシックを戦ってきた実績馬か?それとも、勢いあふれる上がり馬か?さらに、他地区勢の参戦もあり、レース前から混沌とした様相を呈していました。
しかし、ふたを開けてみれば、東京湾カップの勝ち馬ギャンブルオンミーの横綱相撲。SIII競走(東京湾カップ)優勝馬は2キロ増(2歳時除く)だったため、出走メンバーで一番重い58キロという負担重量。それも終わってみれば、ギャンブルオンミーの強さを知らしめた要素にしか過ぎませんでした。
バルバンクールが逃げて、1番人気のタケノショウリュウも差がなく追走。「3、4番手につけてくれ」(佐藤賢二調教師)という指示通り、戸崎圭太騎手騎乗のギャンブルオンミーは3番手から進めました。「スタートも良くて展開面はうまくいったなと」(戸崎騎手)。最後方から進めたジルグリッターが向正面で先団に取りついて動きが出ましたが、「ペースが上がったところで置かれたけど、肩ムチを入れたら反応してくれたので、直線でいい脚を使ってくれると思っていました」(戸崎騎手)。
直線では、タケノショウリュウと好位から抜け出したジャイアンツゲット、ジルグリッターの叩き合い。タケノショウリュウが離脱すると、最後は2頭のマッチレース。そこへ、ギャンブルオンミーが37秒8という豪脚を繰り出し、大外から一気に差し切りました。
「58キロはかなりきついはずです。それなのにこういう勝ち方ができるんだから、いいモノは持っていますよ。これからもっと強くなると思います」と愛馬の力走をねぎらう戸崎騎手。
管理トレーナーの佐藤賢二調教師は、無敗の4冠馬トーシンブリザードを手掛けたことでも知られています。ギャンブルオンミーに懸ける思いも強く、「東京ダービー(13着)はハイペースの中で前に行き過ぎたし、ジャパンダートダービー(7着)は調教をハードにやり過ぎたのもあったのか、あまりにも動かな過ぎた」(佐藤調教師)と強豪たちが相手とはいえ、納得のいかないレースが続いていました。それも、ギャンブルオンミーの能力をくみ取っているからこそ。
この中間は前走の反省を踏まえて、長い距離をじっくり乗りました。この厳しい暑い時季だからこそ、疲れを残さないように控え目な調教を積んだことが、功を奏しました。「自厩舎で一息入れて秋に備えたい。本当に丈夫でタフな馬。今後は大きいところを狙っていきたいね」(佐藤調教師)。
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