高橋華代子の
レースレポート
ジャパンダートダービーレース回顧
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競馬界のアイドル・白毛馬ユキチャンが、蕁麻疹のため競走除外。レース当日の昼、こんな衝撃的なニュースが飛び込んできて、波乱の幕開けを予感させました。が、ふたを開けてみれば、断然の1番人気に支持されていたJRA所属のサクセスブロッケンが、想像以上、いや、それ以上の強さで圧勝。99年に始まったこの春の3歳ダート王決定戦ジャパンダートダービーで、10頭目のチャンピオンホースに輝きました。
サクセスブロッケンはダートでは4戦全勝、いずれも無敵の強さを誇ってきましたが、初めて芝に挑戦した前走の日本ダービーは無念のしんがり負け。「ダービーは3番人気で夢を買って頂いたのにショックな結果でした。オーナーとファンに迷惑をかけてしまったので、ダービーのお詫びというか、ここで恩返しをしたいっていう気持ちが常にありました。今回は喜んで頂くことができて本当にうれしいです」と管理トレーナーの藤原英昭調教師。
「ダービーからテンションが高かったので、なるべく落ち着かせて、リズムを合わせることに気をつけた。デキが良くて引きずられたくらい(苦笑)」とコンビを組んだ横山典弘騎手。
内田博幸騎手が手綱を取ったナンヨーリバーが積極策でハナを奪い、サクセスブロッケンは2番手から進めました。競馬センスが抜群で、陣営サイドのイメージ通り、好位からの理想のスタイルで進めていきました。
「(4コーナーでの)圧力がすごかった」とレース後に内田騎手は相手のことを振り返っていましたが、サクセスブロッケンは楽な手応えで先頭に立つと、そのまま独走状態。好位から進めた2着のスマートファルコンに3馬身半差をつけて圧勝しました(勝ちタイムは2分4秒5)。「ノーステッキで、乗っかっているだけ。最高だったね!日本ダービーは残念な結果だったけど、今日はキレイでかっこいい勝ち方ができてよかった」(横山騎手)
当面はダート路線を進んでいきたいということで、秋の最大目標はジャパンカップダートの予定です。「(古馬と戦うことで)課題を課していかなくてはなりませんが、耐えてくれるだろうと思っています」(藤原調教師)
今後は日本砂上界の頂点を目指していくサクセスブロッケン。まだまだ3歳の若駒、これからどんな未来が待っているんでしょう。そんな区切りになる貴重な瞬間に立ち会えたことを、心から幸せに思います。「サクセスブロッケンの走りを、体感できてよかった」。
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