高橋華代子の
レースレポート
東京ダービーレース回顧
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〜第54代東京ダービー馬 ドリームスカイの誕生〜
「今までで一番攻めているけど細くならないし、この馬にとって最高の状態だね。相手は強いし、血統的にも距離は長いかもしれないけれど、うまく流れに乗れれば・・・」と厩舎サイド。一生に一度の晴れの舞台を最高の状態で挑んだ10番人気のドリームスカイは、大外から一気に差し切るど派手なパフォーマンスで、並みいるライバルたちをねじ伏せました。
ハナを主張したディアヤマトにニックバニヤンが絡んでいき、前に行く馬には厳しい流れになる中、「スタートで遅れてしまったので後ろの位置になったんですが、それがいい結果に結びついてくれてよかったです。物見をするところがあるって聞いていたんですが、全くそういう素振りは見せませんでしたね。状態も良かったんだと思います」とテン乗りだった戸崎圭太騎手。
道中は後方4番手から追走。3コーナー手前で徐々に進出し、4コーナーでは大外を回ると、最も早い上がりタイム(38秒7)で、好位から抜け出していたモエレラッキーをクビ差かわしました。「最後は必死で追っていたので、差し切ったのはゴールしてから分かりました。本当にいい脚で気持ち良かったです」(戸崎騎手)
断然の1番人気に推されていたディラクエは4着に敗れ、ドリームスカイと2頭出しだった内田勝義調教師は「ディラクエは人気を背負っていたから早めに動く形になったし、忠成(今野騎手)もよく乗ってくれたと思う。スカイは遅めの仕掛けになったのが功を奏したね。ファンの皆さんにはディラクエがくれば(馬券の)妙味もあったと思うし、今はスカイが勝ってうれしいという気持ちと(ディラクエが負けて)申し訳ないのと半々ですね」と複雑な胸中を話していた姿は、今年の東京ダービーを語る上での象徴だったようにも思います。
ドリームスカイの生まれ故郷は新冠にある堂島牧場。過去には、中央の重賞戦線でもお馴染みだったドージマムテキを送り出している牧場です。とねっこ時代のドリームスカイは、「その年は牡が1頭だけだったので、いつもポツンと離れていましたね。体の線は細かったんですが、放牧地を走るフォームがとても良かったので、そこそこは走ってくれるんじゃないかって期待はしていたんです」と高橋和磨場長。繁殖牝馬3頭の中から、東京ダービー馬を誕生させたというのもすごいことです。(ちなみに、ドージマムテキの時代は繁殖牝馬4頭)。「こういう中でも、中央と地方の重賞を勝つことができて非常にうれしいです」(高橋場長)。
「素直で乗りやすい馬ですね。もまれても強いし、終いもしっかり伸びてくる。馬場が軽くなったのも良かったかもしれません。これからさらに強くなっていくと思いますよ」(戸崎騎手)。まだ素質で走っている部分も多く、強い調教を課すことができるようになってきた今、可能性は無限大。次はどんなパフォーマンスを見せてくれるんだろうと、心がはやります。
ドリームスカイにこれまでかかわってきた全ての皆さん、本当におめでとうございました!!!
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