高橋華代子の
レースレポート
東京プリンセス賞レース回顧
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南関東牝馬クラシック二冠目東京プリンセス賞。桜花賞馬フィリアレギスと桜花賞2着のインカローズが上位人気を分けあいましたが、10倍以下のオッズには5頭もひしめき合う大混戦。 そんな中、後方からじっと構えて向正面で一気に動いた、3番人気のブライズメイトが先頭でゴールし、22頭目のプリンセスの座を手中に収めました。
「長くいい脚を使えるタイプだから、それを存分に生かして、いかに直線粘れるか」とレース前の厩舎サイド。東京2歳優駿牝馬はマダムルコントに惜しくも敗れはしましたが、まさに真骨頂というべくレース。今回もその理想のスタイルに持ち込む作戦に出ました。「最初の位置取りは気にしないようにしていたね。切れる脚がないから早めに動いていこうとだけ思っていた」と手綱を取って3戦目になる山田信大騎手。
最後方から進めて3コーナー付近では好位まで押し上げると、4コーナーでは大外を回って先頭に並びかけました。「直線は長かったねぇ。1キロくらいに感じたよ(苦笑)。いちかばちかの競馬になったけど、そこまでしないと勝つまでにいかないからね」と山浦武調教師。先に抜け出していたトミノプラネットとミッシェルラブを力でねじ伏せ先頭へ。「ちょっとソラを使うところもあったけど、何とか頑張ってくれた」(山田騎手)。
昨年の東京2歳優駿牝馬(2着)以降、右回りの走りっぷりがいいことから、この東京プリンセス賞を目標に仕上げられてきました。しかし、不完全燃焼なレースが続いていただけに、これまでのうっぷんを晴らすかのような会心の勝利。
担当の山浦満厩務員は山浦調教師の兄としても知られていますが、この道33年で重賞初制覇。「2着は7回くらいあったんだけどねぇ。まだピンとこないけど、これでやっと肩の荷が下りた感じかな。まずは、ホッとした」と山浦厩務員。カイバ食いが細かったブライズメイトに、試行錯誤でカイバを与えて3キロ増やして出走させたのも、豊富なキャリアを生かした形。「丈夫な馬だし、常に堂々としていて牝馬離れした落ち着きもあるから、これから本当に頼もしいよ。まだ実になっていない所もあるから、さらに良くなっていくと思う」(山浦厩務員)。
次は中央の強豪たちが集う南関東牝馬クラシック三冠目の関東オークス。左回りは今の段階ではちょっぴり割引きではあるようですが、勢いと脚質を生かして、2100メートルを乗りきって欲しいと、願います。
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