高橋華代子の
レースレポート
羽田盃レース回顧
レース結果はこちら [ → ]
NARグランプリ最優秀2歳に輝いたディラクエが、南関東転厩初戦の京浜盃を圧勝。2008年南関東クラシック戦線はディラクエ中心に回っていくだろうと、そう確信していた人も多かったでしょう。この一冠目でどんな勝ち方をして二冠目に向かっていくか・・・断然の1番人気に支持されていました。
しかし、蓋を開けてみれば、11番人気のニックバニヤンが早めに押し切る内容で完勝。53回の羽田盃史で、初めて単勝万馬券(10980円)が飛び出しました。
「京浜盃(10着)はちゃんと見た?砂を嫌がって一番後ろまで下がったけど、またそこから上がってきてバテてるわけじゃなかったんだよ。それまでの負けたレースも、砂をかぶって自分の力を出していないだけ。デビューから3連勝でゴールドジュニアーを勝っている馬だし、能力がないとは思っていなかった。砂さえかぶらなければいい結果はでるんじゃないかなぁって」と佐々木洋一調教師。パドックから返し馬に行く途中で、「ニックのオッズが黄色い数字で表示されてるし(苦笑)、ここは一発鼻を明かしてやろうって的場さんと話しをした」(佐々木調教師)。
ディラクエの最後の脚を考慮し、積極的な競馬をさせてリードをキープしておきたいという陣営の考えだったホウザンとコラボスフィーダが前で競馬をし、差がなく3番手外目から抜群の手応えでニックバニヤンは追走していきました。
残り200メートル手前で、コラボスフィーダを競り落として単独先頭に立ったニックバニヤン。「200メートルあたりでディラクエが見えたらダメだろうと思っていたんですが、それを過ぎても、100メートルを過ぎても、(ディラクエが)見えませんでしたからね。これなら最後まで粘り切れるかなと思っていました」(的場騎手)。
デビュー戦から主戦を務め、さらには調教もつけ続け、癖を一番知りつくしていた的場文男騎手。ニックバニヤンにとって最高のパフォーマンスを導き出しました。5500勝を達成し、さらに勝ち星を量産して絶好調だったこの開催。 〜ミスターTCKここにあり〜 強烈な印象を残しました。「人気のある馬で勝つ時はホッとした喜びだけど、人気がない馬で勝った時は跳び上がるほどの喜びですね」(的場騎手)
観客からは早くもダービーに向けた声援も飛び交っていましたが、「これまでダービーは2着が8回もありますけどね。騎手をやっているうちは勝ちたいと思っているレースなので、ダービーも精いっぱい頑張ります!」(的場騎手)
「(ゴール前は)足踏みをして床が抜けるんじゃないかっていうくらいだった(笑)」という佐々木調教師は、開業6年目にしての重賞初制覇。「(ニックとは)去年の5月21日に浦河で会ったんだよ。その時はおとなしくて毛づやがいいなぁという印象だけだったけど(苦笑)。大井生え抜きで勝てたってことが、本当に嬉しいよね。最高!ダービーも気持ちよく走らせてあげたい」(佐々木調教師)。
「ニック、羽田盃優勝おめでとう!」
画像を見る [ → ]
画像を見る [ → ]
他陣営のコメント [ → ]
高橋華代子のプロフィール
←戻る
←トップページ
©
TCK