高橋華代子の
レースレポート
マイルグランプリレース回顧
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出走メンバー14頭中、11頭の重賞ウイナーがズラリ。南関東古馬の一線級が集うマイルグランプリは、胸躍るような豪華メンバーが勢ぞろいしました。
JBCスプリント優勝馬フジノウェーブ(1番人気)と東京ダービー馬アンパサンド(2着)が、レース直前まで激しい人気争いを展開。レースでも安定した走りを見せてくれましたが、この2頭を一蹴したのが新星デスモゾーム(4番人気)。A3クラスからの格上挑戦で52キロという斤量も味方しましたが、古馬になって初めての重賞挑戦の中、そうそうたるメンバーを力でねじ伏せた姿には圧巻。これで堂々7連勝を決めて、南関東の古馬戦線に新風を吹き込みました。
「オープンの威圧感ってあるし、もまれないで行ける外枠(8枠13番)に入って良かった」とデスモゾームを管理している朝倉実調教師は言っていましたが、重賞12勝のナイキアディライトが予想通りハナを切る中、その外目2番手をキープ。「2コーナーに入ってこれまでならペースを落としていたんですが、初めてオープン馬が相手だし、気を抜かせずにあえてペースを落とさないで進めました。いつもと全然違う…って思っていたかもしれません」とコンビを組む真島大輔騎手。息を入れられない厳しい競馬で3コーナーでは苦しそうにする姿を見せたそうです。
しかし、3、4コーナーでは前を行っていたナイキアディライトに並びかけて抜き去り、先頭へ。直線に入るとすかさずフジノウェーブにかわされて追いすがりながら、「4コーナーを過ぎても手前を替えなかったんですが、残り100メートル前あたりで手前を替えたら(フジノウェーブとの差が)どんどん縮まってきました」(真島騎手)。フジノウェーブの内から馬体を併せて一瞬にして抜き去り、4分の3馬身出たところがゴールでした(勝ちタイム1分39秒6)。持ち前の勝負根性を遺憾なく発揮。
「休養前より強い調教ができるようになって、体もしっかりしてきました」(朝倉調教師)。転機になったのが、昨年夏の休養期間。ササ針効果でトモがしっかりし、放牧先でハードに乗り込んできたことでパワーアップにもつながりました。元々いいモノは持っていた馬でしたが、あのひと夏で秘められていた素質が一気に開花。「差し返した時は本当にすごい馬だなぁと思いました。これからも上の馬たちと対戦すれば、もっと強くなるんじゃないかと期待しています」(朝倉調教師)
朝倉調教師にとっても厩舎開業以来、いや騎手人生も含めて初めての重賞制覇。厩舎スタッフやご家族の笑顔や涙があふれていました。「今は感謝でいっぱいです。やったぁ〜!って気持ち(笑)」(朝倉調教師)。
この後は京成盃グランドマイラーズからゴールドカップへ進む予定です。
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