Café Americano

Café Americano vol.14

第14回 今度はアメリカからご来場☆ サンタアニタトロフィー

西海岸の競馬は少し落ち着いて

 37年ぶりの米国3冠馬誕生にわいたサンタアニタ競馬場。帰厩には警察6人によるエスコートまで付いて、大変な盛り上がりを見せました。そんな祝福ムードの今回の開催も、6月末で終了。若干落ち着いたシーズンに入ったとも言えます。
 短いロスアラミートス開催を経て、今週末からは夏のデルマー開催。「家族みんなで、夏のデルマーで集まろう!」というのが一般的なほど、このデルマー開催はアメリカ人にとって大切なもの。昨年ソイフェットで東京大賞典に遠征したオーナー夫妻も、お住まいはラスベガスでありながら夏の開催期間中はデルマーで過ごされるそうです。今月末に、私も訪問する予定になっているので再会が楽しみです。

 この落ち着いたシーズンのなかでも、8月のパシフィッククラシックに向けて、西海岸の競馬関係者は日々馬の育成に勤しんでいます。同レースは、ブリーダーズカップ・クラシック出走権を獲得できるブリーダーズカップ・チャレンジの指定競走。勝てば秋のクラシックへ弾みがつくことから、有力馬を抱える厩舎に力がはいることは間違いありません。どんな熱いレースが繰り広げられるのか、楽しみですね。

大井競馬場に、今年もアメリカンなウィークが訪れます

 既にTCKでは、毎年夏の恒例行事となっているサンタアニタトロフィー。過去のコラムにも書かせて頂きましたが、今年は米・サンタアニタ競馬場との友好提携から20年という佳節を迎えました。昨年は同競馬場から、トム・ルット社長、競走部長のマイク・レイコー氏が来場。その後TCKの熱情と誠意を感じ取られた両氏の尽力もあり、東京大賞典史上初の外国馬出走となったわけですから、大きな歴史が刻まれた年になったわけです。
 肝心のレースはというと、直線入ってすぐに抜けだしたセイントメモリー号の連覇&月岡健二調教師のサンタアニタトロフィーなんと4勝目。月岡調教師は、よほどこのレースに縁が深いのでしょう、昨年の表彰式前には「また勝っちゃった(笑)」とBig Smile。今年もセイントメモリーの激走となるのか、はたまた新たな勢力がマイル戦線に名乗りを上げるのか。今から楽しみになってきました。(写真1・2)

写真1
写真2

 また今年もサンタアニタトロフィーの開催週は、サンタアニタウィークと銘打って、TCKがアメリカの雰囲気に包まれます。今年は当社の別の人間が大井競馬場に伺いますが、今回は・・・いや今回も私は準備を頑張りました。サンタアニタにも何度も足を運び、各種準備にいそしみました。今回のイベントではサンタアニタ競馬場の多大な協力も得て、来場者の皆様に豪華なプレゼントをご提供できる予定になっています。私の血と汗と涙の結晶が染み込んだ品々を、是非皆様に・・・。その中には、私が個人的に依頼した殿堂入りジョッキー、ケント・デザーモのサイン入りグッズその他もろもろも含まれています。ぜひ、サンタアニタトロフィー当日は大井競馬場へお越しください!

競馬場を広く周知している立役者が来場します

 サンタアニタ競馬場では、数多くの従業員たちがお客様をお迎えするために働いています。開催中のイベントの企画、食事のコーディネーション、今後のマーケティング企画など。一般の企業活動にプラスアルファの要素が加わる競馬場ですから、それだけではありません。
 読者の皆さんは、「シービスケット」という映画をご覧になりましたでしょうか。サンタアニタ競馬場を本拠地とした実在の名馬・シービスケットの実際の物語を映画化し、ジョッキーであるレッド・ポラードをトビー・マグワイアが演じ、感動を呼んだストーリーです。もちろん、映画の中ではサンタアニタ競馬場を使用しての撮影もありましたが、それらの現場でのコーディネートを務めたのが今回来場される、Pete Siberell(ピート・シバーレル)氏なのです。(写真3、右側の男性)
 他にも、地元やメディア向けの広報としての役割を歴任され、開催していない間の競馬場を使用した、結婚にまつわるドキュメンタリー番組の撮影や、地元の高校生たちの卒業式、はたまたLAフィルハーモニー管弦楽団のコンサートを誘致したりと、 八面六臂の活躍をされています。以前にも数回大井競馬場へ来場されたことがありますが、TCKとの友好関係も深く理解されており、今やサンタアニタ競馬場と大井競馬場の両場にとって欠かせない、いわゆるキーパーソンです。
 当日の来場を、シバーレル局長も大変楽しみにしておられます。もしお見かけになりましたら、ぜひお気軽に声をかけてあげてください。ちなみに、「大井競馬場へようこそ!」は、「Welcome to TCK!」。「今日は日本の競馬を楽しんでいってね!」は、「Please enjoy racing in Japan!」です。もちろん、「Hello!」でも「Welcome!」でも、「Good luck!」でもOKです☆
 皆様のご来場を、心からお待ちしております。

写真3

筆者:沼本光生
1980年東京生まれ。U.S. Equine, Inc., Sales & Operations Manager
http://www.usequine.com
今年は残念ながらお留守番。寂しい夏の出勤日となるかと思いきや、シカゴからの輸送に立ち会った後にLAに戻って一息かと思えば、その他のお馬さんのエージェント業務に追われ、意外と息つく間もない日々を送っています。来週は、夏の暑熱をたっぷり吸った大井競馬場で歩き回るボスと先輩を横目に、私は湿度の低い快適な南カリフォルニアの地を、デルマー競馬場に向かって走ります。