Café Americano

Café Americano vol.11

第11回 クラシック第1冠目は誰の手に?全世界どこでもヒートアップ!

おかげさまで大成功に終わりました。

 日本からお越しになった方もいらしたかと思いますが、先日の東京シティカップ・ジャパンファミリーデーは、大成功に終了することが出来ました。誠にありがとうございました!ウィナーズサークルも、2012年ミス・インターナショナル優勝者・吉松育美さんのお陰で華やかに彩られ、レースそのものは一昨年の覇者・スカイキングダムが圧勝(写真1)。東京シティカップのためだけに生まれてきたのではないかと思えてしまうほどの強さでした。
 明け6歳になった同馬は、今年も古馬戦線で大活躍してくれることでしょう。昨年優勝したマジェスティックハーバーは、その後6月のゴールドカップを制しました。キングダムくん、次はどこ行くの??

写真1

 大変暑い一日でしたが、来場された方々は思い思いにイベントを楽しまれていました。今回、ボランティアで、新鮮なレモンを使用してレモネードを提供して頂いたLimoneira社のブースは、2日間ともに売り切れ。嬉しい悲鳴であったそうです。売上は、全て2011年の津波で被害に遭われた地域へ寄付される予定です。我々のイベントに共感してくださったLimoneira社には、感謝感謝です。

怒涛のシーズンが少し・・・収まったかも?

 以前のコラムをご覧になって頂いている方はご存知かと思いますが、当社は大井競馬場とサンタアニタ競馬場の交流事業を手がけているだけではなく、本業は競走馬・乗馬等の国際輸送及び各種業務なのです。過去の輸送馬では、シンボリクリスエス、アグネスデジタル、グラスワンダー等の1990年~2000年代の競馬シーンを彩った競走馬たちもいます。近年では、鳴り物入りで輸入された種牡馬・ヘニーヒューズも、当社が輸送を手がけさせて頂きました。
 レーシングマネージメント業務としては、エスポワールシチーのブリーダーズカップ・クラシック参戦、ローブデコルテのアメリカンオークス参戦、トレイルブレイザーのブリーダーズカップ・ターフ参戦等で、側面から陣営業務をサポートさせて頂きました。
 日本への遠征では、2011年のサンタアニタトロフィーに出走したレッドアラートデイ、昨年の東京大賞典に外国馬として初出走したソイフェットも、陣営のサポートをさせて頂きました。結果、我々の身体はクタクタに疲れきって、伸びきったゴムのようになりましたが、会社としても非常に良い経験となりました。

 今年は年明けから、東京シティカップ・ジャパンファミリーデーの準備に追われつつ、手分けでフロリダ・OBSセール、バレッツ3月2歳セール、ロサンゼルスとシカゴの輸送2本の準備などなど・・・盛りだくさんだったのです。おまけに、クオーターホースを購入されたいという某乗馬クラブの方のご依頼を得て、南カリフォルニア周辺を走り回り、3日間で約1,800キロを走破。最後は、会社に戻るドライブ中に気持ちが折れ、事故なく終えたのが不幸中の幸いでした。(そんな中での一コマ、お馬さんの砂浴びシーン&ラバちゃん、写真2・3)

写真2
写真3

 昨年の4月初旬は、キーンランド2歳セールで1週間ほどケンタッキーにいましたので、比較的身体は楽だったのかもしれませんが、プロジェクト型の仕事が多い当社は一つひとつの仕事に入魂していますので、精神的にフラフラになりますね。この感じはもう少しだけ続くのですが、一呼吸置いて、夏のサンタアニタトロフィーが待っています。

競馬ファンの熱くなるシーズンが到来!

 この時期、全世界で繰り広げられる熱い戦い。それが3歳クラシックなんですよね。一生に一度しか出走できないそれら競走に、関係者とファンは熱い想いを乗せて、愛馬の、スターホースのゲートインを待ちます。その恋焦がれるような姿は、日本だけではないのです。世界各国、競馬がありクラシックがある国はどこでも一緒。
 アメリカは5月のケンタッキーダービーに向けて、最後の切符を掴み取るため、いま全国各地の「ダービー」で熾烈な戦いが繰り広げられています。サンタアニタ競馬場ではサンタアニタダービーが行なわれ、ドルトムントが圧勝。同厩舎の2歳チャンピオン・アメリカンファラオはアーカンソーダービーへ周って、これもまた8馬身差で持ったままの圧勝。この稿がアップロードされる頃には、ケンタッキーダービーの出走予定馬がひと通り出揃っている頃でしょう。今年は西海岸所属馬が粒ぞろいなので、ロサンゼルス在住の私としては応援のし甲斐があるというものです。
 競馬のパートI国ではそれぞれ3冠レースが整備されていますが、1年前にも書いたように、3冠が1ヶ月ちょっとの間で終わるヘビーローテーションを敷いているのは、米国のみでしょう。しかも、「3冠レースは、コレとコレとコレ」という形で決まったわけではないのです。最初の三冠馬・サーバートン(Sir Barton)が優勝した時には3冠とは認識されておらず、ギャラントフォックス(Gallant Fox)が全競走を制覇した際に、競馬新聞のデイリー・レーシング・フォームのコラムニストが、記事の中で用いたのが起源とされている3冠なのです。その後、全世界に3冠という言葉が広まったようです。したがって3冠のローテーションも、「整備されて1ヶ月になった」わけではありません。全国各地のダービーを優勝した馬たちがケンタッキーダービーに集い、真のダービー馬を決定するという、シンプルな流れになっています。(写真4)
 その後、米国ダート競馬のチャンピオンディスタンスで行われるプリークネスステークス、最後はスタミナ比べのレースになるようなベルモントステークスを経て、米国の3冠競走は幕を閉じます。

写真4

 JRAでは皐月賞・日本ダービー・菊花賞、英国では2000ギニー・英ダービー・セントレジャー。仏国ではプール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルヴ賞、ロワイヤルオーク賞。そして南関東・大井競馬場では、羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートダービーの3競走。去年はハッピースプリント(写真5)が、3冠まであと一歩・・・というところを中央勢にかわされてしまいましたが、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。この地球上で、今年は3冠馬が誕生するのでしょうか。
 米国クラシック3冠の中間レポートは、来月中旬頃にはお送り出来ると思います。

写真5

成長のスピードが・・・

 余談ですが、半端ではありません。ウチの小僧くんは、あっという間に6キロを超えました。周りのママさんたちからは「新生児の服はすぐに着られなくなるよ~」とよく言われましたが、皆様のおっしゃるとおり、一度しか着られていないお下がりの服も多々あり、小僧くんの成長スピードに驚かされる毎日です。皆さんにお見せできないのが残念ですが、頭髪が異常なくらいに多く、フサフサ。2ヶ月に入る直前に、既に一度軽く散髪したのですが、またまたこんもり生えてきております。子供のすさまじい成長力に、日々圧倒されています。

 私はというと・・・、最近は白髪が増え、アメリカの桜が散る姿に自身の抜け毛を想像する35歳の春です。

筆者:沼本光生
1980年東京生まれ。U.S. Equine, Inc., Sales & Operations Manager
http://www.usequine.com
我が家から、当社オフィスまでは片道約76キロ程あります。往復で約152キロ。なかなかの距離です。そして、ロサンゼルス交通の名物・大渋滞を朝に晩にくぐり抜けていくわけで・・・。毎日小僧くんの顔を見るために逸る気持ちを抑えながら、安全運転を心がけて通勤しています。性格的には逃げ馬ですね・・・。