Café Americano

Café Americano vol.03

第3回「TCKであなたもアメリカン☆7月30日はサンタアニタトロフィー」

 皆さんお元気ですか?日本も、特に毎日30度を超える暑さになっているようですね。サッカー・ワールドカップ熱は現在最高潮。W杯という、スポーツをベースにした平和的な闘いによって、日本列島・そして世界が史上最高の熱さを記録することを期待してやみません。

 日本代表は敗北を喫し、本田選手をはじめとする選手・スタッフの方々は大変悔しがっていましたが、勝負は時の運。勝てるチームも、意外と勝てないことがあったりするものです。早いリスタートで切り替えて、4年後に向けて走り始めてほしいと切に願います。ちなみに、私が未だに悔しい思いを捨てられないのは、97年の皐月賞で、優勝馬(サニーブライアン)・2着馬(シルクライトニング)の予想を完璧に当てているにも関わらず、高校生だった私はもちろん馬券購入不可。みすみす馬連51,790円を逃したことです・・・皆さん、ピンときたら迷わず買いましょう。

日米競馬場同士のつながり

 第1回でもお伝えしましたが、TCKと米・サンタアニタ競馬場は、友好提携を結んでもうすぐ20年。その造り、環境とブリーダーズカップ(BC)開催によって世界的に有名なサンタアニタ競馬場の中に、友好を記念する植樹とプレートがある競馬場は、おそらくTCKだけであると思います。TCKの世界レベルを目指す熱い思いが、サンタアニタ競馬場との友好提携を実現させました。また、それはサンタアニタへも飛び火し、彼らもTCKの取り組みから多くを学び、場内の随所にそのアイディアと取り組みを散りばめています。

 我々社会人は頻繁に新聞やネットで目にしますが、いろいろな技術提携・合併が多くある昨今。アメリカでも多くの会社が技術提携・合併を行なっています、何を持って成功とするか、その尺度はわかりかねます。ですが、TCKとサンタアニタの友好提携・国際交流事業は、間違いなく成功部類に分けられるものでしょう。互いの啓発や努力が、多くのファンを魅了し、名だたる競馬場としてその地位を押し上げています。もちろん競馬場同士のつながりと言っても、基本は人と人との交流。それを大事にしていく以外に企業同士の深い交流も、世界の平和もありえません。国籍も人種も超えた、2場間の深い交流に感銘を受けています。

去年の様子です

今年もアメリカ一色でぇ!

 毎年お越しになっている方もいらっしゃると思います(ありがとうございます!)。サンタアニタトロフィー開催週はサンタアニタウィークとして、TCKがサンタアニタ一色に染まります。また同日にアンバサダーカップ(米国大使杯)が開催され多くのアメリカの方がいらっしゃることから、さらにアメリカの雰囲気が濃くなってTCKそのものが全く違うムードに包まれるのです。今年は、アメリカの競馬場でもよく行われている装飾を場内各所に配置する予定です。普段目にしているTCKとはまた違う彩りで、皆さんをお迎えします。

 毎年春にサンタアニタ競馬場で行われる、TCKの代表を迎えての東京シティカップ(GIII)。今年優勝したマジェスティックハーバーは、その後BCチャレンジ競走である、Gold Cup at Santa Anita(GI、旧ハリウッドゴールドカップ)を快勝。秋のブリーダーズカップ・クラシックに自動エントリーとなりました。ロサンゼルス国際空港近郊に位置していたハリウッドパーク競馬場は、昨年、その長い歴史に終止符を打ちましたが、過去多くの名馬を生み出してきたハリウッドゴールドカップはサンタアニタ競馬場に受け継がれ、マジェスティックハーバーはレース継承後、初の勝ち馬となりました。今年の西海岸は、その劇的な勝利で春の開催の終焉を告げましたが、いよいよこれから夏開催!まずは、馬場の改修などを行なった、二冠馬・カリフォルニアクロームの本拠地であるロスアラミートス競馬場からスタート。その後、約1ヶ月半のデルマー競馬場開催の後、米国最大の勲章を求めて、秋の開催に国内・海外から一流馬たちが集結します。

 サンタアニタトロフィーも、夏真っ盛りのど真ん中でのレース。過去には本競走から、アブクマポーロやボンネビルレコードらを輩出するという出世レース。今年は、どんな戦いが見られるでしょうか?

去年の様子です

今年のゲストはシャチョーさん!

 交流の一環として、毎年サンタアニタトロフィーにはサンタアニタ競馬場から、代表の方が参加され、お馬さんのみならず人間同士の交流を深めています。うまたせ!&ウマタセーヌのカップルも、いつもサンタアニタ競馬場のマスコット・ラッキー&ウィニーの来場を心待ちにしてくれているようです。

 昨年は、スペシャルプロジェクト局・局長のピート・シバーレル氏(Mr. Pete Siberrel)が来場し、プレゼンターを務めて頂きましたが、本年は社長のトム・ルット氏(Mr. Tom Ludt)が来場されます。ルット社長は、長く米国の競馬業界に貢献されており、前期までの2年間ブリーダーズカップ協会会長を務めあげられた方です。昨年までの9年間、ケンタッキー・ヴァイナリーファームの社長として、数々のGIレースを制覇する他、米国エクリプス賞受賞馬を多数輩出してきました。今年度から、サンタアニタ競馬場の社長に就任されましたが、米国のサラブレッド業界に、多角的視点をもたらす人物としてその名を知られています。サンタアニタトロフィー当日(7月30日)、ぜひTCKファンの皆様に、ルット社長を温かく迎えて頂きたいと思います。

さらなる飛躍へ向けて

 明年、20周年を迎えるサンタアニタとTCKの交流事業。双方のお手伝いをしている我々にとっても、今年の準備には力が入ります。おかげさまで、3月の東京シティカップ・ジャパンファミリーデーは無事故・大成功に終わることが出来ました。ラーメン横丁で日本のラーメンを現地人が頬張り、子供たちがヨーヨー釣りなどを楽しむ、気温も心も温かい1日になりました。それを受けて、TCKで1週間行なうサンタアニタウィークではさまざまな展示やお店が・・・おっとっと!これ以上は内緒です!アメリカ流に表現するならば、今だけはit’s just between usです。とにかく、来年へのスプリングボードとして、我々も張り切っております。平日、しかもど真ん中の水曜日でございますが、TCKファンの皆様は慣れっこですよね?ぜひご家族揃って、大井競馬場へお越しください!お待ちしております!!

筆者:沼本光生
1980年東京生まれ。U.S. Equine, Inc., Sales & Operations Manager
いよいよサンタアニタの春開催も終了、これから西海岸はデルマー・夏競馬に突入。オフィス近郊の暑さにややヘタりながらも、月末に向けてコツコツ準備中です。7月30日、サンタアニタトロフィー@大井でお待ちしております。