分析レポート

Analysis Report

第42回
東京2歳優駿牝馬(SI)
2018年12月31日(月) 16:30発走

第42回優勝馬:アークヴィグラス号

レース情報

東京2歳優駿牝馬は、前走の出走頭数などがポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第34回(平成22年)からは地方競馬全国交流競走として実施
  • 記録は平成30年12月5日時点

1番人気馬は比較的堅実だが……

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-4-0-3](3着内率70.0%)、2~4番人気の馬は[4-1-5-20](3着内率33.3%)、5番人気以下の馬は[3-5-5-105](3着内率11.0%)となっている。上位人気馬、特に単勝「1番人気」馬が優秀な成績を収めているものの、前評判が低い馬の好走例も決して少なくない。

「川崎」勢の活躍が目立っている

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-1-4](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[5-2-1-25](3着内率24.2%)、「大井」の馬は[2-2-3-57](3着内率10.9%)、「川崎」の馬は[2-5-4-23](3着内率32.4%)、「他地区」の馬は[1-1-1-19](3着内率13.6%)となっている。ちなみに、地方競馬全国交流競走として実施されるようになった第34回(平成22年)以降の過去8年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-1-4](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[3-2-0-20](3着内率20.0%)、「大井」の馬は[2-2-2-43](3着内率12.2%)、「川崎」の馬は[2-3-4-17](3着内率34.6%)、「他地区」の馬は[1-1-1-19](3着内率13.6%)である。3着内数、3着内率とも、「川崎」の馬がやや優勢だ。

ここ5年の優勝馬はすべて6~8枠

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~5枠の馬は[4-6-7-82](3着内率17.2%)、6~8枠の馬は[6-4-3-46](3着内率22.0%)となっている。ちなみに、第37回(平成25年)以降の過去5年に限ると、1~5枠の馬は[0-4-3-43](3着内率14.0%)、6~8枠の馬は[5-1-2-21](3着内率27.6%)である。近年はやや外枠有利と言えるだろう。

13頭立て以上のレースを経由してきた馬が中心

【前走の出走頭数別成績】(過去10年)

前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[4-1-2-60](3着内率10.4%)、13頭以上の馬は[6-9-8-68](3着内率25.3%)となっている。ちなみに、第37回(平成25年)以降の過去5年に限ると、12頭以下の馬は[1-1-1-33](3着内率8.3%)、13頭以上の馬は[4-4-4-31](3着内率27.9%)である。臨戦過程を比較する際は、前走が13頭立て以上のレースだった馬を高く評価したい。

“ローレル賞”で好走を果たした馬は堅実

【“ローレル賞”における着順別成績】(過去10年)

“ローレル賞”における着順別成績を見ると、「3着以内」だった馬は3着内率が42.3%に達している。ちなみに、第37回(平成25年)以降の過去5年に限ると[2-3-3-5](3着内率61.5%)である。“ローレル賞”で4着以下に敗れた馬は苦戦しているものの、好走を果たした馬はそれなりに信頼できるようだ。

“エーデルワイス賞”で「8着以内」だった馬も好成績

【“エーデルワイス賞”における着順別成績】(過去10年)

“エーデルワイス賞”における着順別成績を見ると、「8着以内」だった馬は3着内率が50.0%に達している。なお、昨年の第41回(平成29年)で連対を果たした2頭は、それぞれ“エーデルワイス賞”においても連対を果たしていた馬である。ダートグレード競走の“エーデルワイス賞”で善戦した馬は高く評価すべきだろう。