分析レポート

Analysis Report

第10回
勝島王冠(SII)
2018年12月5日(水) 20:10発走

第10回優勝馬:モジアナフレイバー号

レース情報

勝島王冠は、前走の内容を細かくチェックしたい!

  • 過去9年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成30年11月14日時点

前評判の低い馬も侮れない

【単勝人気順別成績】(過去9年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-1-1-2](3着内率77.8%)、2~3番人気の馬は[2-5-0-11](3着内率38.9%)と、それぞれまずまず優秀な成績をマークしている。もっとも、過去9年の3着以内馬27頭中13頭は単勝4番人気以下の馬である。3連単171万1130円の高額配当決着となった第2回(平成22年)など、前評判の低い馬がまとめて上位に食い込んだ例も決して少なくないレースだ。

高齢馬はやや評価を下げた方が良さそう

【馬齢別成績】(過去9年)

馬齢別成績を見ると、8歳以上の馬は[0-2-0-26](3着内率7.1%)とやや苦戦している。極端な高齢馬は苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。なお、馬齢が「7歳」だった馬は[0-3-3-22](3着内率21.4%)で、好走率自体は低くないものの、まだ優勝馬が出ていない。

前走で連対を果たしていた馬は堅実

【前走の着順別成績】(過去9年)

前走の着順別成績を見ると、2着以内だった馬は[8-5-3-21](3着内率43.2%)、3~6着だった馬は[1-4-3-37](3着内率17.8%)、7着以下だった馬は[0-0-3-53](3着内率5.4%)となっている。前走の着順が良かった馬を高く評価したいところだ。

前走で1,800~1,900mのレースを使っていた馬が好成績

【前走の距離別成績】(過去9年)

前走の距離別成績を見ると、1,800m未満だった馬は[3-3-3-61](3着内率12.9%)、1,800~1,900mだった馬は[5-5-3-25](3着内率34.2%)、2,000m以上だった馬は[1-1-3-25](3着内率16.7%)となっている。前走が今回と同じ距離か、今回よりやや長い距離のレースだった馬を重視すべきだろう。

前走で上位人気に推されていた馬が強い

【前走の単勝人気順別成績】(過去9年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内だった馬は[6-3-2-19](3着内率36.7%)、3~6番人気だった馬は[3-4-2-32](3着内率22.0%)、7番人気以下だった馬は[0-2-5-60](3着内率10.4%)となっている。前走の結果をチェックする際は、最終的な着順だけでなく、当時の人気にも注目してみたい。

前走の脚質も重要なポイント

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去9年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、4番手以内だった馬は[6-5-5-30](3着内率34.8%)、5番手以下だった馬は[3-4-4-81](3着内率12.0%)となっている。なお、第3回(平成23年)以降の過去7年に限ると、4番手以内だった馬は[6-5-4-23](3着内率39.5%)、5番手以下だった馬は[1-2-3-63](3着内率8.7%)である。前走の最終コーナーを先頭や先団で通過した馬は信頼できるようだ。