分析レポート
Analysis Report
第32回
東京プリンセス賞(SI)
2018年05月10日(木) 20:10発走
東京プリンセス賞は、前走の人気や脚質に注目!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は平成30年4月18日時点
1 番人気馬の 3 着内率はそれなりに高いが……
単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[2-3-2-3](3着内率70.0%)と、まずまず優秀な成績を収めている。もっとも、単勝5番人気以下の馬が計4勝をマークするなど、伏兵が台頭した年も珍しくない。波乱含みの一戦と言って良さそうだ。
「船橋」所属馬が好成績
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-0-0-5](3 着内率 16.7%)、「船橋」の馬は[7-4-331](3 着内率 31.1%)、「大井」の馬は[2-3-5-55](3 着内率 15.4%)、「川崎」の馬は[0-32-30](3 着内率 14.3%)となっている。3 着内数、3 着内率ともにトップの「船橋」勢を高く 評価するべきだろう。
前走で人気の中心だった馬は堅実
前走の単勝人気順別成績を見ると、2 番人気以内だった馬が[6-6-6-23](3 着内率 43.9%) と優秀な成績を収めている。一方、3~4 番人気だった馬は[1-3-2-29](3 着内率 17.1%) 、5 番人気以下だった馬は[3-1-2-69](3 着内率 8.0%)と、あまり好走率が高くない。前走成績を 比較する際は、当時の人気もチェックしておきたいところだ。
近年は前走で先行していた馬の活躍が目立つ
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、4 番手以内だった馬は[6-6-7-54](3 着内率 26.0%) 、5 番手以下だった馬は[4-4-3-67](3 着内率 14.1)となっている。なお、第 21 回以 降の過去 6 年に限ると、4 番手以内だった馬は[5-4-5-30](3 着内率 31.8%) 、5 番手以下だっ た馬は[1-2-1-42](3 着内率 8.7%)となっていたので、今年もまずは前走で先行していた馬に 注目すべきだろう。
“東京2歳優駿牝馬”で連対を果たした馬は安定感あり
“東京 2 歳優駿牝馬”における着順が「2 着以内」だった馬は 3 着内率 69.2%と非常に優秀な 成績を収めている。前年のレースではあるものの、やはり南関東 2 歳牝馬戦線の総決算とも言 えるレースで優勝を争った馬は信頼できるようだ。
“桜花賞”に出走しなかった馬は不振
“桜花賞”における着順が「5 着以内」だった馬は 3 着内率 42.1%と優秀な成績を収めている。 一方「不出走」だった馬の 3 着内率は 8.3%とかなり低い。南関東 3 歳牝馬クラシック競走の 第一関門である“桜花賞”をパスした馬は過信禁物と見るべきだろう。