分析レポート

Analysis Report

第62回
金盃(SII)
2018年02月21日(水) 16:10発走

第62回優勝馬:クラージュドール号

レース情報

金盃は、前走好走馬や馬格のある馬に注目すべき一戦!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第52回(平成20年)から第58回(平成26年)までは大井ダ2,000mで実施
  • 第59回(平成27年)から第61回(平成29年)は大井ダ2,600mで実施
  • 記録は平成30年1月30日時点

単勝4番人気以内の馬は概ね堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、単勝4番人気以内の馬は[9-5-7-19]で、3着内率は52.5%に達している。一方、単勝5番人気以下だった馬は[1-5-3-98]で、3着内率が8.4%にとどまっている。まずは、前評判が高い馬に注目すべきだろう。

57kg以上の負担重量を課された実績馬が好成績

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg以下の馬は[7-6-7-101]で3着内率が16.5%なのに対し、57.0kg以上の馬は[3-4-3-16]で3着内率が38.5%に達している。金盃は在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された実績馬はそれなりに信頼できるようだ。

近年は高齢馬の活躍が目立っている

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、6歳以下の馬は[4-5-5-53]で3着内率が20.9%、7歳以上の馬は[6-5-5-64]で3着内率が20.0%と、ほぼ互角の成績だ。ただし、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回以降の過去3年は、6歳以下の馬が[1-2-0-19]で3着内率13.6%、7歳以上の馬が[2-1-3-18]で3着内率25.0%となっている。近年の傾向からは、高齢馬が優勢なレースと言えるかもしれない。

前走好走馬を素直に評価したい

【前走の着順別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、前走の着順が4着以内だった。該当馬は[7-6-8-42]で3着内率33.3%と、好走率も優秀だ。一方、前走の着順が5着以下だった馬は[3-4-2-75]で、3着内率は10.7%にとどまっている。臨戦過程を比較する際は、前走の着順が良かった馬を高く評価すべきだろう。

前走が短い距離のレースだった馬は不振

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,800m未満の馬は[1-1-2-48]で3着内率が7.7%、1,800~2,000mの馬は[5-6-4-49]で3着内率が23.4%、2,100m以上の馬は[4-3-4-20]で3着内率が35.5%となっている。なお、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回以降の過去3年に限ると、1,800m未満の馬は[0-0-0-11]で3着内率が0.0%、1,800~2,000mの馬は[1-2-2-19]で3着内率が20.8%、2,100m以上の馬は[2-1-1-7]で3着内率が36.4%と、より顕著な差がついている。今回も、前走が比較的長い距離のレースだった馬を重視すべきかもしれない。

馬格のある馬が優勢

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg未満の馬は[2-3-5-58]で3着内率が14.7%、500kg以上の馬は[8-7-5-59]で3着内率が25.3%となっている。なお、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回以降の過去3年に限ると、500kg未満の馬は[1-0-1-20]で3着内率が9.1%、500kg以上の馬は[2-3-2-17]で3着内率が29.2%と、さらに大きな差がついている。出走各馬を比較する際は、馬格にも注目した方が良さそうだ。