分析レポート

Analysis Report

第21回
TCK女王盃(JpnIII)
2018年01月24日(水) 16:10発走

第21回優勝馬:ミッシングリンク号

レース情報

TCK女王盃は、単勝1番人気馬が非常に堅実!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成30年1月1日時点

単勝「1番人気」の馬はすべて3着以内に好走

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、単勝「1番人気」に推された10頭はすべて3着以内となっており、うち8頭は連対を果たしている(連対率80.0%)。なお、単勝「1番人気」の支持を集めながらも4着以下となったのは、第8回のグラッブユアハート(5着)が最後である。前評判がもっとも高い馬はそれなりに信頼できるようだ。ちなみに、単勝9番人気以下だった馬は3着以内となった例がない。

56kg以上の負担重量を課された馬は堅実

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56kg未満の馬は[5-7-6-88]で3着内率が17.0%であるのに対し、56kg以上の馬は[5-3-4-9]で3着内率が57.1%に達している。TCK女王盃は収得賞金に応じた負担重量を課される別定競走だが、まずは負担重量が比較的重い実績馬に注目すべきだろう。

「JRA」所属馬が中心

【所属別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は「JRA」所属馬である。該当馬は3着内率も52.1%に達している。なお、第14回以降の過去7年に限ると、3着以内馬21頭のうち19頭が「JRA」所属馬である。ちなみに、地方他地区所属馬は第4回1着のベラミロード(栃木)を最後に3着以内となった例がない。

前走も1,800m前後のレースだった馬に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、前走の距離が1,700~1,800mである。該当馬は[7-8-6-25]で3着内率45.7%と、好走率も優秀な水準に達している。前走が今回と同じ距離の1,800m、もしくはそれに近い距離のレースだった馬は高く評価すべきだろう。

馬格のある馬は信頼できる

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、500kg以上だった馬が[4-3-4-9]で3着内率55.0%と優秀な成績を収めている。一方、500kg未満だった馬は[6-7-6-88]で、3着内率が17.8%にとどまっている。馬格のある馬は上位争いに食い込んでくる可能性が比較的高いようである。

前走で先行していない馬は過信禁物

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、6番手以内の馬が[7-10-9-57]で3着内率31.3%であるのに対し、7番手以下の馬は[3-0-1-40]で3着内率9.1%と苦戦している。前走の最終コーナーを「1番手」で通過した馬が3着内率53.8%と健闘していることからも、先行力が高い馬を重視してみたい。