分析レポート

Analysis Report

第11回
東京シンデレラマイル(SIII)
2017年12月30日(土) 16:30発走

第11回優勝馬:ニシノラピート号

レース情報

東京シンデレラマイルは、枠順や脚質がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成29年12月7日時点

1~3番人気馬の3着内率は6割

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、単勝「1番人気」の馬は3着内率が50.0%、単勝「2番人気」の馬は3着内率が80.0%、単勝「3番人気」の馬は3着内率が50.0%で、合計すると[5-8-5-12](3着内率60.0%)である。単勝「1番人気」馬より単勝「2番人気」馬の方が高い3着内率をマークしている点は気になるものの、上位人気馬がそれなりに信頼できるレースと見て良さそうだ。

近年は特に内枠有利

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~3枠の馬が[5-5-6-41]で3着内率28.1%だったのに対し、4~8枠の馬は[5-5-4-86]で3着内率14.0%と、やや苦戦していた。なお、第7回以降の過去4年に限ると、枠番が1~3枠だった馬は[2-3-4-14]で3着内率39.1%、4~8枠だった馬は[2-1-0-37]で3着内率7.5%となっている。内寄りの枠に入った馬は高く評価したい。

重い負担重量を課された実績馬は堅実

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg以上の馬が[6-3-7-26]で3着内率38.1%だったのに対し、56.0kg未満の馬は[4-7-3-101]で3着内率12.2%と、やや苦戦していた。なお、第5回以降の過去6年に限ると、負担重量が56.0kg以上だった馬は[4-3-6-15]で3着内率46.4%、56.0kg未満だった馬は[2-3-0-62]で3着内率7.5%となっている。在籍クラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された実績馬を重視すべきだろう。

前走が1,800m以上のレースだった馬に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,800m以上の馬が[7-5-6-42]で3着内率30.0%だったのに対し、1,800m未満の馬は[3-5-4-85]で3着内率12.4%と、やや苦戦していた。なお、第7回以降の過去4年に限ると、前走の距離が1,800m以上だった馬は[2-2-4-16]で3着内率33.3%、1,800m未満だった馬は[2-2-0-35]で3着内率10.3%となっている。前走が今回より1ハロン以上長い距離のレースだった馬は信頼できるようだ。

前走の最終コーナーを8番手以下で通過した馬は不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、前走の最終コーナーを7番手以上で通過した馬だった。一方、前走の最終コーナー通過順が8番手以下だった馬は[3-1-4-53]で3着内率13.1%とやや苦戦しているうえ、第7回以降の過去4年は22頭いた該当馬がすべて4着以下に敗れている。先行力がそれほど高くない馬は評価を下げるべきかもしれない。

“同年のレディスプレリュード”に出走していた馬が好成績

【“同年のレディスプレリュード”における着順別成績】(過去10年)
※TCKディスタフ競走として実施していた2007年~2010年4年間の成績も含む。

過去10年の3着以内馬30頭中14頭は“同年のレディスプレリュード”において11着以内の馬だった。該当馬は[5-5-4-14]で3着内率50.0%と、好走率も非常に優秀だ。今年も“同年のレディスプレリュード”に参戦した馬が出走してきたらぜひ注目してみよう。