分析レポート

Analysis Report

第14回
レディスプレリュード(JpnII)
2017年10月5日(木) 20:10発走

第14回優勝馬:クイーンマンボ号

レース情報

レディスプレリュードは、枠順や馬格が明暗を分けそう!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第4回(平成19年)から第7回(平成22年)までは「TCKディスタフ」の名称で実施
  • 第8回(平成23年)からは指定交流競走として実施
  • 第10回(平成25年)からはダートグレード競走として実施
  • 第13回(平成28年)は2頭が2着同着
  • 記録は平成29年9月19日時点

単勝1~2番人気馬は安定感抜群

【単勝人気順別成績】(過去10年)
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過去10年の優勝馬10頭中、第13回のタマノブリュネットを除く9頭は、単勝「1番人気」か単勝「2番人気」の馬だった。単勝「1番人気」の馬は3着内率80.0%、単勝「2番人気」の馬は3着内率70.0%と、それぞれ非常に優秀な好走率だ。前評判が高くない馬もそれなりに健闘しているとはいえ、基本的には人気の中心となっている馬が強いレースである。

内外極端な枠に入った馬は不振

【枠番別成績】(過去10年)
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枠番別成績を見ると、「1枠」と「2枠」の馬は3着内率が7.1%に、「8枠」の馬は3着内率が10.0%にとどまっていた。なお、ダートグレード競走となった第10回以降の過去4年に限ると、「1枠」「2枠」「8枠」から3着以内に好走したのは、第10回で3着となったレッドクラウディア(1枠)だけだ。内外極端な枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。

4~5歳馬が中心

【馬齢別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、馬齢が「4歳」か「5歳」だった。馬齢別の3着内率を見ても、トップは「4歳」の28.1%、2番目は「5歳」の25.5%である。なお、指定交流競走となった第8回以降の過去6年に限ると、馬齢が4~5歳だった馬は[5-5-4-34]で3着内率29.2%とより優秀な成績を収めていた。異なる世代の馬同士を比較する際は、「4歳」や「5歳」の馬を重視してみたい。

重い負担重量を課された実績馬は堅実

【負担重量別成績】(過去10年)
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負担重量別成績を見ると、「56.0kg」の馬が3着内率37.5%、「57.0kg」の馬が3着内率75.0%と優秀な成績を収めていた。なお、該当は1頭だが「58.0kg」の馬も3着内率100.0%である。レディスプレリュードは別定競走で、現在は基本的な負担重量が3歳だと53kg、4歳以上の馬だと55kgに設定されており、指定の期間(おおむね過去一年)中に2歳限定のレースを除くGI・JpnIやGII・JpnIIで優勝経験のある馬は、その種別に応じて1~2kgの重量を加算される。現在の規定によって負担重量が56~57kgとなった馬、すなわち4歳以上の実績馬が出走してきたらぜひ注目してみよう。

馬格がない馬の扱いに注意

【馬体重別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、馬体重が「470kg以上」だった。一方「470kg未満」だった馬は3着内率が8.3%にとどまっている。ちなみに「470㎏未満」の馬体重で優勝したのは、第9回で1着となったミラクルレジェンド(442kg)が最後だ。今年も馬格がない馬は評価を下げたい。

「JRA」所属馬が優勢

【所属別成績】(過去10年)
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所属別成績を見ると、「JRA」所属馬が3着内率55.2%と優秀な成績を収めていた。なお、指定交流競走となった第8回以降の過去6年に限ると、南関東以外の地区を含む地方所属馬の成績は[0-1-1-49]で、3着内率が3.9%にとどまっている。指定交流競走となる前は「船橋」所属馬あたりの活躍が目立っていたものの、近年の傾向からは「JRA」所属馬を素直に重視した方が良さそうだ。