分析レポート

Analysis Report

第51回
黒潮盃(SII)
2017年08月11日(金) 20:10発走

第51回優勝馬:ブラウンレガート号

レース情報

黒潮盃は、単勝1番人気馬の信頼度が非常に高いレース!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成29年7月26日時点

単勝1番人気馬が非常に堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)
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単勝人気順別成績を見ると、単勝「1番人気」の馬が勝率60.0%、連対率70.0%、3着内率80.0%と非常に優秀な成績を収めていた。なお、単勝「1番人気」の支持を集めながらも4着以下に敗れたのは第42回のタケノショウリュウ(4着)が最後であり、過去8年の該当馬はいずれも3着以内に好走している。ちなみに、第1回から第50回までの単勝「1番人気」馬も、3着内率は80.0%だった。もっとも前評判が高い馬は素直に信頼していいレースと言えるだろう。

近年は「8枠」だけでなく「6枠」「7枠」の馬も不振

【枠番別成績】(過去10年)
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枠番別成績を見ると、「8枠」の馬が3着内率5.0%と苦戦していた。極端に外寄りの枠を引いた馬は評価を下げたいところだ。なお、第47回以降の過去4年に限ると、1~5枠の馬が[4-4-3-27](3着内率28.9%)なのに対し、6~8枠の馬は[0-0-1-23](3着内率4.2%)となっている。近年の傾向を重視するなら「6枠」や「7枠」の馬も過信禁物と見るべきかもしれない。

「57kg以上」の負担重量を課された馬は、比較的堅実だが……

【負担重量別成績】(過去10年)
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負担重量別成績を見ると、「57kg以上」の馬が3着内率25.9%とやや高い好走率をマークしていた。実績に応じた負担重量を課される別定競走ということもあって、負担重量が重い馬、すなわち実績上位の馬はそれなりに信頼できるようだ。ただし、第47回以降の過去4年に限ると、負担重量が「57kg以上」だった馬は[0-1-0-9](3着内率10.0%)と苦戦している。近年の傾向を重視するなら、負担重量が重い馬はむしろ疑ってかかるべきだろう。

佐藤賢二調教師が好成績

【調教師別成績】(過去10年)
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調教師別成績を見ると、3着以内となった例が複数回あるのは荒山勝徳調教師、岡林光浩調教師、川島正行調教師、佐藤賢二調教師、矢野義幸調教師の5名だけだった。このうち、佐藤賢二調教師は3着以内となった例が5回あり、3着内率も71.4%に達している。今年も管理馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。

好走率が高いのは「船橋」所属馬

【所属別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中、半数の15頭は「船橋」所属の馬だった。該当馬は3着内率42.9%と好走率も優秀だ。異なる競馬場に所属する馬同士を比較する際は、「船橋」所属馬を高く評価すべきだろう。

前走3着以下から巻き返したのは、前走“TCKの重賞”組だけ

【前走の着順が3着以下だった馬の、前走の条件別成績】(過去10年)
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過去10年の3着以内馬30頭中、前走の着順が3着以下の馬は13頭だった。該当馬の前走条件は、いずれも“TCKの重賞”。つまり、前走が3着以下の馬で、前走の条件が“TCKの重賞以外”だった馬は、すべて4着以下に敗れているということである。今年も、前走が“TCKの重賞”の馬と前走で連対を果たしている馬に注目したいところだ。