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| 昨年から重賞に格上げされ、ダート競馬の頂上決戦JBCに華を添えた、地方競馬の所属馬による牝馬のチャンピオン決定戦。今年もJBC(名古屋競馬場で開催)と同じ日に行われ、全国各地からトップクラスの牝馬たちがTCKに集まって熱い火花を散らします。 |
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なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。 |
<TCKディスタフ(G3)>
トゥインクル開催のラストを飾る全国交流の重賞、TCKディスタフ(G3)。トップクラスの牝馬15頭が集まり、女王の座を目指して華麗な走りを繰り広げました。
今年は北海道から1頭、名古屋、笠松から各2頭の計5頭が参戦しましたが、1番人気に推されたのは関東オークスを勝った川崎所属のテンセイフジでした。古馬との対戦は初めてですが、3歳馬の勢いと持ち味の差し脚を生かして3個目の重賞タイトル獲得を狙います。続く2番人気には、こちらも末脚が自慢の地元所属馬セイエイシェーンが支持されました。宇都宮在籍当時から重賞戦線で堅実な活躍を続け、前走のトゥインクルレディー賞では後方から脚を伸ばして2着に入っています。他地区の所属馬では、北海道から参戦した3歳馬ドリームチャッターに人気が集まりました。岩手に遠征して重賞を連勝するなど、勢いではメンバー中屈指の存在ですが、今回は長距離輸送の影響か12キロの馬体減が気になる材料です。他では東京記念5着のアイチャンルック、休み明けながら実績上位のプルザトリガー、ジーナフォンテンなどが注目を集めました。
場外発売されたJBCの熱気が残る中でゲートが開くと、コウエイソフィアがダッシュ良く先頭を奪います。1馬身差で名古屋から参戦のマコトサンゴが続き、5番手のインコースをドリームチャッターが追走、その後ろにジーナフォンテンが続きます。差し脚を生かしたいセイエイシェーンとアイチャンルックは中団の後方、追い込み勝負のテンセイフジは最後に待機して1コーナーを回ります。
向正面に入ったコウエイソフィアはマイペースの逃げで折り合いに専念し、平均ペースでレースは流れます。セイエイシェーンが最内から進出して徐々に馬群が縮まり、3コーナーに入るとドリームサラが3番手まで押し上げ、その後ろをドリームチャッター、ジーナフォンテンが追走します。さらにセイエイシェーン、プルザトリガーも続き、外からムチの入ったアイチャンルックも迫りますが、テンセイフジは後方のまま4コーナーを回ります。
逃げるコウエイソフィアは直線を向いてリードを広げますが、ここで外に持ち出したジーナフォンテンが鋭い瞬発力を発揮して追い込みます。力強く伸びるジーナフォンテンは残り1ハロンでコウエイソフィアを楽々と交わし、独走状態に持ち込みます。離れた後方からプルザトリガーとアイチャンルックが懸命に追いますが、ジーナフォンテンは最後まで伸び脚が衰えず、後続に3馬身差を付けて先頭でゴールしました。2着には大外から追い込んだアイチャンルック、逃げたコウエイソフィアが3着、1馬身差の4着にプルザトリガーが入りました。セイエイシェーンは6着、終始後方を進んだテンセイフジは直線で差を詰めたものの7着、他地区所属馬では8着のマコトサンゴが最先着、ドリームチャッターは直線での伸びを欠いて9着に敗れました。
約4ヶ月ぶりの実戦に加え、牝馬には酷な58キロを課されたジーナフォンテンでしたが、これらのハンデを感じさせない鋭い末脚で、計6個目の重賞タイトルを手に入れました。既に7歳の古豪ですが、今後も更なる活躍が期待できそうです。
ジーナフォンテン・・・・・
父 ベストタイアップ
母 ジュピターガール
母の父 パークリージエント
牝7歳 戦績・35戦13勝
所属・熊坂光広厩舎(船橋)
馬主・吉橋計
生産者・登別上水牧場(北海道登別市)
収得賞金・205,340千円
主な勝ち鞍・
平成17年 TCKディスタフ(G3)、報知グランプリカップ(G3)
平成15年 エンプレス杯(GII)
平成14年 スパーキングレディーカップ(GIII)
平成12年 若葉賞、若駒賞
2004.11.04 中村 義則 |
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