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| 昨年から重賞に格上げされ、ダート競馬の頂上決戦JBCに華を添えた、地方競馬の所属馬による牝馬のチャンピオン決定戦。今年もJBC(名古屋競馬場で開催)と同じ日に行われ、全国各地からトップクラスの牝馬たちがTCKに集まって熱い火花を散らします。 |
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なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。 |
<TCKディスタフ(G3)>
JBC(今年は名古屋競馬場で開催)と同日に行われる、地方競馬所属の牝馬チャンピオン決定戦、TCKディスタフ(G3)。一昨年の第3回JBC開催の際に準重賞として創設され、昨年から重賞に昇格しました。
このレースはダート競馬の本場米国の女王決定戦「ブリーダーズカップディスタフ」と同じ、距離1800mで覇を競います。全国でも数少ない地方競馬所属馬限定の牝馬交流競走だけに、過去2年のレースでは重賞4勝の実力馬を送り込んだ北海道地区や、2年連続で入着馬を出した東海地区など、各地区からトップクラスの牝馬が参戦しています。
昨年は1番人気に支持された船橋所属のプルザトリガーが、ゴール前で鮮やかに差し切って重賞に昇格後の初代女王の座に輝きました。層の厚さを誇る南関東所属馬に、全国各地から集まる実力馬が加わって、今年も見応えのある激しいレースが繰り広げられることでしょう。
<今年の注目馬>
昨年の優勝馬プルザトリガー(船橋)が、連覇を狙って今年も出走を予定しています。今シーズンは夏場を休養に充て、約5ヶ月ぶりの実戦になりますが、過去の実績は他馬を圧倒しています。全国交流のエンプレス杯を逃げ切り、牡馬相手のマイルグランプリでも2着に入った実力の持ち主だけに、休養明けでも大きな注目を集める一頭でしょう。
全国交流の関東オークスを勝ったテンセイフジ(川崎)は、3歳トップクラスの能力を持っています。休養明けのロジータ記念は反応が一息で4着でしたが、他馬より4キロ重い斤量を背負うなど厳しい条件のレースでした。TCKの重賞戦線は秋に入って3歳馬の活躍が続いているだけに、牝馬戦線でも伸び盛りの若い世代の走りに注目が集まります。
昨年はB級から格上挑戦して7着だったコウエイソフィア(大井)ですが、今年は一段とパワーアップしてトゥインクルレディー賞で重賞初制覇を飾りました。重賞勝ちは52キロの軽ハンデや先行有利の展開に恵まれた印象もありますが、着々と地力を強化している点も見逃せません。距離延長への対応が鍵ですが、スピードが生きる展開なら侮れません。
他地区の所属馬では、重賞を3連勝中の3歳馬ドリームチャッター(北海道)に注目が集まります。盛岡のビューチフル・ドリーマーカップでは、古馬のトップクラス相手に4馬身差を付けて圧勝し、全国レベルでも十分に戦える実力を証明しました。遠征でも存分に能力を発揮できるタイプだけに、初めてのTCK参戦でも大きな不安はありません。
2005.10.18 中村 義則
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