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東京シティ競馬中継で放送した「重賞ヒストリー」。中継解説陣の独自データ分析により、SIレースを中心に注目馬を紹介します。

次回のO.Aをお楽しみに!!
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東京記念
第42回優勝馬:ボンネビルレコード号
昭和39年に開催された、東京オリンピックを記念して始まった伝統の一戦。距離はTCK唯一の2,400mで、大井記念と並んで数少ないステイヤーのためのレースです。暮れの東京大賞典などGIを目指すトップホースも出走して、自慢のスタミナを競います。
出馬表 レース結果 Online LIVE!
レースの見どころ レースレポート 歴代優勝馬
中村義則のレースレポート なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。
<東京記念(G2)>
 東京オリンピックの開催を記念して創設された伝統の長距離戦、東京記念(G2)。優勝馬はJBCクラシックの出走馬選定で優位に立てる「JBC指定競走」で、春の大井記念と並んで数少ないステイヤーのためのレースです。

 経験が問われる長距離戦だけに過去のデータでは古馬の優勢が続いていますが、今年の1番人気には3歳馬のボンネビルレコードが推されました。デビュー当初は決して目立つ存在ではありませんでしたが、レースを重ねて末脚の鋭さを増し、前走の黒潮盃で待望の重賞制覇を遂げました。長距離戦で抜群の強さを見せる的場文男騎手とのコンビで、27年ぶりの3歳馬による優勝を目指します。僅差の2番人気には、3連勝中の上昇馬スプリングエトナが支持されました。重賞への出走は3歳春の東京湾カップから1年半ぶりになりますが、その間も9戦7勝と順調に勝ち星を積み重ねています。一気の相手強化や初距離など条件は厳しいですが、上昇一途の勢いに大きな注目が集まりました。続く3番人気も、9連勝中と勢いに乗るマクロプロトンでした。昨冬に船橋へ移籍し、今年に入ってからは負けなしの快進撃を続けて前走では待望の重賞タイトルを獲得しています。他では大井記念の勝ち馬ケージーチカラ、黒潮盃2着のトウケイファイヤーなどが上位の人気を集めました。

 前日に降り続いた雨の影響で不良まで悪化した馬場コンディションの下、ゲートが開くと好スタートを切ったホクトアサティスが先頭を奪います。外から掛かり気味にトウケイファイヤーが続き、2馬身差の3番手をマクロプロトンが追走、さらに2馬身開いて内にシャコーオープン、外にスプリングエトナが位置します。ボンネビルレコードとケージーチカラは後方を進んで一周目の4コーナーを回ります。

 逃げるホクトアサティスはスタンド前の直線に入るとペースを落とし、1馬身差の2番手にスプリングエトナが上昇、折り合ったトウケイファイヤーが3番手を追走し、淡々としたペースのまま向正面に入ります。しかし3コーナー手前で再びピッチが上がり、2番手に上昇していたシャコーオープンが積極的に仕掛け、さらにインコースのトウケイファイヤーとウエノマルクン、その外からマクロプロトンも追い出しを開始します。ボンネビルレコードとケージーチカラは後方に待機して、末脚勝負に賭ける態勢で2周目の4コーナーを回ります。

 直線に入ると僅かにリードを取るホクトアサティスにシャコーオープンが並び掛け、外からトウケイファイヤー、マクロプロトン、ウエノマルクンが追い上げて5頭が横に広がる激しい叩き合いになります。残り1ハロンで今度はボンネビルレコードが大外から怒濤の勢いで迫ると、内の5頭を並ぶ間もなく抜き去って豪快な追い込み勝ちを決めました。2着にはスタミナを生かしたウエノマルクンが入り、好位で粘ったトウケイファイヤーは3着、アタマ差の4着がシャコーオープンでした。マクロプロトンは最後に息切れして8着、末脚不発のケージーチカラは9着、勝負どころで失速したスプリングエトナは12着に敗れました。

 昭和53年のハツシバオー以来になる3歳馬による勝利を手にしたボンネビルレコードは、4コーナー9番手から強烈な破壊力を見せて黒潮盃に続く重賞連覇を達成しました。惜敗が続いた以前のイメージはすっかり影を潜め、夏以降の充実ぶりは素晴らしいものがあります。古馬トップクラスとの初対戦も難なく突破し、今後に向けて大きく夢の広がる勝利になりました。


ボンネビルレコード・・・
父 アサティス
母 ダイワスタン
母の父 マルゼンスキー
牡3歳  戦績・12戦3勝
所属・庄子連兵厩舎(大井)
馬主・塩田清
生産者・浜本幸雄(北海道門別町)
収得賞金・72,884千円
主な勝鞍・平成17年 黒潮盃(G2)・東京記念(G2)

2004.10.06 中村 義則
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