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東京シティ競馬中継で放送した「重賞ヒストリー」。中継解説陣の独自データ分析により、SIレースを中心に注目馬を紹介します。

次回のO.Aをお楽しみに!!
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東京盃
第39回優勝馬:アグネスジェダイ号
全国各地から集まった短距離のスペシャリストが、距離6ハロンで自慢のスピードを競うダートグレード競走。数ある交流重賞の中でも、地方所属馬の活躍が目立つレースです。優勝馬は11月のJBCスプリントの有力候補として名乗りを挙げることになります。
出馬表 レース結果 Online LIVE!
レースの見どころ レースレポート 歴代優勝馬
中村義則のレースレポート なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。
<東京盃(GII)>
 全国から集まった快速馬がスピードの限界に挑んだ東京盃(GII)。優勝馬には11月3日に名古屋競馬場で行われるJBCスプリント(GI)の優先出走権が与えられました。

 交流重賞になって10年、地方所属馬が7勝を挙げているレースで、今年の1番人気は地元TCK所属のスピニングアローでした。JRA在籍時を含めダートグレード競走での実績はありませんが、今夏のサンタアニタトロフィーで重賞初制覇を遂げるなど、7歳馬ながら上昇著しい注目馬です。先行馬が揃ってハイペースが予想されるため、自慢の鋭い末脚に高い評価が集まりました。そして僅差の2番人気には、盛岡のクラスターカップで約4年ぶりの勝ち星を手にしたJRAのエンゲルグレーセが推されました。こちらも8歳の古豪ですが、脚部不安に苦しんだ影響もあってキャリアは浅く、得意のスプリント戦で重賞連覇を目指します。続く3番人気は、JRAの3歳馬アグネスジェダイでした。佐賀のサマーチャピオンを激しい叩き合いの末に制したように、得意の短距離戦なら古馬相手でも互角以上に戦える能力の持ち主ですが、前に行きたい馬だけに大外枠に入った点は不安な材料です。他ではJRA所属の実績馬ニホンピロサートやノボトゥルーなどが上位の人気を集めました。

 前夜から降り続いた雨の影響で重馬場のコンディションの下、ゲートが開くとハタノアドニスとエンゲルグレーセが大きく出遅れます。波乱のスタート争いを制したのは、内から押して上がったベルモントソレイユで、好ダッシュを見せたロッキーアピールは2番手に控え、その外をアグネスジェダイが追走、2馬身離れた中団をニホンピロサートが続きます。人気のスピニングアローは外に付け、ノボトゥルーと出遅れたエンゲルグレーセは後方からのレースになりました。

 すんなりと先頭に立ったベルモントソレイユはマイペースで後続の馬群を先導し、短距離戦としては平均ペースで3コーナーに入ります。1馬身差の2番手にロッキーアピールが続き、その外からアグネスジェダイが抜群の手応えで上昇します。中団のスピニングアローも外を回って追撃態勢に入りますが、ニホンピロサートは最内で待機、エンゲルグレーセとノボトゥルーも後方のまま4コーナーを回ります。

 ベルモントソレイユが半馬身のリードをキープして直線を向くと、ここでアグネスジェダイが手綱を持ったまま先頭に立ちます。内のロッキーアピールが懸命の抵抗を見せますが、アグネスジェダイは残り200m手前で初めてムチが入ると鋭い伸び脚で抜け出し、中団から差を詰めたニホンピロサートを1馬身抑えて先頭でゴールしました。休養明けのニホンピロサートが2着、ロッキーアピールは他馬に早めに迫られる展開ながら3着、エンゲルグレーセは直線でメンバー中1番の末脚を繰り出したものの出遅れが響いて6着、ノボトゥルーは9着、スピニングアローは見せ場なく11着に敗れました。

 これまでスタートから先頭に立って好成績を残してきたアグネスジェダイにとって、大外枠は厳しい条件のように思われましたが、予想されたほどペースが上がらなかったこともあって、3番手追走から落ち着いた走りで完勝を収めました。高齢馬が多いダート短距離戦線にあって、待望のニュースター誕生と言えるでしょう。次走は優先出走権を得たJBCスプリントで、初めてのGI制覇を狙います。

アグネスジェダイ・・・・・・
父 アグネスワールド
母 ラッキーパイシーズ
母の父 Crafty Prospector
牡3歳  戦績・18戦4勝
所属・森秀行厩舎(JRA)
馬主・渡辺孝男 
生産者・社台ファーム(北海道千歳市)
収得賞金・131,200千円
主な勝鞍・
平成17年 東京盃(GII)・サマーチャンピオン(GIII)

2004.10.06 中村 義則
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