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東京シティ競馬中継で放送した「重賞ヒストリー」。中継解説陣の独自データ分析により、SIレースを中心に注目馬を紹介します。

次回のO.Aをお楽しみに!!
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トゥインクルレディー賞
16回優勝馬:コウエイソフィア号
南関東所属馬のみで争われる、TCKでは唯一の3歳以上の牝馬による重賞。夏場に力をつけた上がり馬や、成長途上の3歳馬にも勝つチャンスがあるハンデ戦です。秋風を受け、エレガントな走りで秋の主役の座を射止めるのは、果たしてどのレディーでしょうか。
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中村義則のレースレポート なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。
<トゥインクルレディー賞(G2)>

 TCKでは唯一の、南関東地区に所属する牝馬だけの古馬重賞トゥインクルレディー賞(G2)。JBC当日に行われる全国交流レース・TCKディスタフを目標とする一線級が集い、華麗な走りを披露しました。

 ハンデ戦で混戦模様になりましたが、1番人気に支持されたのは昨年の3着馬で休養明け2戦目のアイチャンルックでした。昨秋のロジータ記念に優勝した後は強敵相手に苦戦が続いていますが、牡馬混合の黒潮盃でアジュディミツオーに先着した実績が光ります。僅差の2番人気には、JRAから移籍して2戦目のベルモントパティが推されました。短期放牧明けの一戦になりますが、転入初戦のスパーキングレディーカップでは、JRA所属のトップクラスを相手に5着に入っています。続く3番人気は、夏場に地力を強化したエトワールフルーヴでした。B級に昇格してから長らく足踏みが続いていましたが、前走の準重賞を鋭い脚で差し切り、ここに来て急上昇しています。以下は宇都宮在籍当時に重賞戦線で大活躍したセイエイシェーン、JRAから転入後、無傷の4連勝を続けているエイシンカッパーなど、軽ハンデの上昇馬が上位の人気を集めました。

 月夜の下でゲートが開くと、軽快なダッシュ力を見せたコウエイソフィアが外から楽に先頭を奪います。1馬身離れた2番手にエイシンカッパー、内からドリームサラが続き、その後方からアイチャンルックやベルモントパティなどが続きます。末脚を生かしたいエトワールフルーヴと出遅れてしまったセイエイシェーンは、後方に待機して末脚勝負に挑みます。

 マイペースの逃げでレースを先導するコウエイソフィアは、向正面に入るとリードを3馬身に広げます。先頭から7番手のアイチャンルックまで10馬身以上の差が開く縦に長い展開になりましたが、3コーナー手前で一気に差が縮まって勝負どころの3コーナーを迎えます。2番手追走のエイシンカッパー、アイチャンルックが外に持ち出して徐々に差を詰め、ベルモントパティはインコースでじっくりと追い出すタイミングを計ります。後方待機のセイエイシェーンとエトワールフルーヴも、内と外に分かれて追い込み態勢を整えます。

 手綱を持ったまま絶好の手応えで直線を向いたコウエイソフィアは、鞍上の戸崎圭太騎手が追い出しを開始すると、一旦は1馬身ほどに縮まったリードを再び3馬身に広げて逃げ切り態勢に入ります。後方では伸び一息のエイシンカッパーやアイチャンルックに代わり、ベルモントパティが懸命に前との差を詰めます。しかし最後まで軽快に逃げたコウエイソフィアは、最内から追い込んだセイエイシェーンの強襲を防ぎ、鮮やかな逃げ切り勝ちを収めました。セイエイシェーンは出遅れが響いた形で半馬身差の2着、1馬身半差の3着には直線で外から鋭く伸びたエトワールフルーヴが入りました。ベルモントパティは最後の伸びを欠いて4着、失速したアイチャンルックは7着、エイシンカッパーは8着に敗れました。

 終始マイペースで逃げ切ったコウエイソフィアは、JRAから移籍して約1年で念願の重賞タイトルを手にしました。今回のようにリズムを乱さずスムーズな走りができれば、今後も更なる活躍が期待できそうです。また折り合いの難しい逃げ馬を巧みに操って見事な勝利へ導いた戸崎圭太騎手は、デビュー8年目にして嬉しい重賞初制覇になりました。

コウエイソフィア・・・・・・・
父 フォーティナイナー 
母 ダンツビューティ
母の父 ホリスキー
牝5歳  戦績・24戦6勝 
所属・高橋三郎厩舎(TCK)
馬主・(有)ジャスティス 
生産者・伊東政清(鹿児島県鹿屋市)
収得賞金・56,648千円
主な勝ち鞍・平成17年 
トゥインクルレディー賞(G2)

2004.9.15 中村 義則
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