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| 南関東所属馬のみで争われる、TCKでは唯一の3歳以上の牝馬による重賞。夏場に力をつけた上がり馬や、成長途上の3歳馬にも勝つチャンスがあるハンデ戦です。秋風を受け、エレガントな走りで秋の主役の座を射止めるのは、果たしてどのレディーでしょうか。 |
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なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。 |
<トゥインクルレディー賞(G2)>
夏の上昇馬やクラシック戦線で活躍した3歳馬が、トップクラスの実績馬に挑む牝馬限定のトゥインクルレディー賞(G2)。TCKで行われる唯一の、古馬が出走可能な南関東所属馬限定の牝馬重賞です。
このレースはハンデ戦で行われることもあって、条件戦で地力を強化した上昇馬が、その能力を大きく花開かせるケースが数多く見られます。後に全国交流のマリーンカップを勝ったエフテーサッチなど、最近の9年間で実に7頭もの新たな重賞勝ち馬を生み出しました。また昨年から重賞に格上げされたTCKディスタフ(全国の地方所属馬による女王決定戦)に向けて、南関東所属馬の勢力図を確認する意味でも見逃せないレースです。
昨年のレースはA3クラスから挑戦したプルザトリガーが、2番手から鮮やかに抜け出して重賞初勝利を飾り、勢いに乗って次走のTCKディスタフも制しました。今年も華やかなメンバーが揃い、華麗な走りを披露してくれるでしょう。
<今年の注目馬>
JRAから転厩して2戦目のベルモントパティは、移籍初戦のスパーキングレディーカップ(川崎・GIII)で、中団から差を詰めて5着に入りました。JRA在籍時はダート戦で5勝、昨秋の武蔵野ステークス(GIII)で3着に入った実力馬だけに、持ち味の末脚が生きる展開になれば、TCK初出走を重賞制覇で飾る可能性も十分にありそうです。
過去15回の歴史の中で11回優勝している4歳馬では、ブルーロバリー(川崎)に注目が集まります。TCKコースは昨年の東京プリンセス賞(G1)を勝つなど5戦して3勝と相性が良く、前走のファーストレディー賞も後方から鮮やかに差し切って快勝しました。今回は休養明けになりますが、状態が良ければ互角以上の戦いが望めそうです。
同じ4歳馬では、昨年の3着馬アイチャンルックも楽しみな存在です。休養明け初戦の前走は前が塞がる不利もあって4着に敗れましたが、体調の良さを感じさせる上々のレース内容でした。初タイトルを手にした昨秋のロジータ記念(川崎・G2)以降は強敵相手に苦戦していますが、南関東所属の牝馬限定戦なら十分に通用する実力の持ち主です。
このレースを3年前に優勝しているラヴァリーフリッグ(船橋)は、1年の休養から明けて3戦を消化しました。復帰後は本来の能力を発揮できず後方のまま敗れていますが、休養前に牝馬戦線で大活躍した実績は侮れません。状態が上向くことが上位争いの条件ですが、重賞を5勝している得意のマイル戦で復活のシーンが見られるかもしれません。
B級の格付けで出走枠に入れるか否か微妙な状況ですが、JRAから移籍して4連勝中のエイシンカッパーにも大きな魅力を感じます。後続を大きく離して勝つ派手さはありませんが、競って強い牝馬らしからぬ勝負根性の持ち主です。今回は初めての重賞挑戦ですが、上昇馬の活躍が目立つハンデ戦だけに、流れが向けば上位争いも可能でしょう。
2005.9.1 中村 義則
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