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レースと日程
ジャパンダートダービー
第7回優勝馬:カネヒキリ号
各地の3歳王者がTCKに揃い、全国チャンピオンを決めるレース。ダート路線の整備に伴い、出走馬の顔ぶれも年々充実してきました。南関東クラシックロードの最終戦でもあり、今年も「砂のダービー」に相応しい、白熱したレースが展開されることでしょう。
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中村義則のレース見どころ なかむらよしのり
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<ジャパンダートダービー(GI)>
 トップクラスの3歳馬が全国から集まり、ダート部門のチャンピオンを決めるジャパンダートダービー(GI)。南関東所属馬にとっては、羽田盃、東京ダービーに続く3歳クラシックロードの最終関門になります。
 このレースは平成11年に創設され、今年で7回目を迎えます。近年は早い時期からダートの頂点を狙うJRA所属馬が増え、ここ3年は全てJRA所属馬が2分4秒台のタイムで勝っています。一方の南関東所属馬で頂点を極めたオリオンザサンクスとトーシンブリザードは、どちらも羽田盃と東京ダービーを制していました。
 昨年のレースはJRA所属のカフェオリンポスが、大外から鋭く伸びて快勝しました。今年は例年以上の素質馬が出走予定で、3歳ダートの頂上決戦は白熱した戦いになりそうです。


<今年の注目馬>
 例年以上に素晴らしいメンバーが揃いましたが、最大の注目を集めるのはダート戦で4戦全勝のカネヒキリ(JRA)でしょう。前走のユニコーンSは後続を大きく離す派手な勝ち方ではありませんでしたが、好位キープから直線で抜け出す手堅い内容でした。走破時計も優秀で、展開に左右されない強みを生かしてGIタイトル獲得を目指します。

 ユニコーンSを速い流れで先行したアグネスジェダイ(JRA)は、最後まで大きくバテず2着に粘りました。ダート戦では3戦連続で2着に入っているように、軽快なスピードが生きる展開なら持ち味を存分に発揮します。脚質面から初めての2000mには不安も感じますが、マイペースの逃げでレースを進めれば侮れない存在になるでしょう。

 デビューから5連勝で兵庫チャンピオンシップを制したドンクール(JRA)は、競って負けない勝負根性が最大の持ち味です。直線で前の2頭に離されてしまったユニコーンSは3着と完敗でしたが、接戦に持ち込めば無類の強さを発揮します。4コーナーで先行勢を射程圏内に入れる積極策なら、これまでの実績からも互角の戦いが望めそうです。

 2冠馬シーチャリオットが戦線離脱した南関東所属馬では、羽田盃、東京ダービー2着のメイプルエイト(船橋)に期待が集まります。シーチャリオットには全くの完敗でしたが、例年のクラシック勝ち馬との比較では互角の能力を持った素質馬です。今回は層の厚いJRA所属馬が相手ですが、コースや距離を経験している点は有利な材料でしょう。

 同じ南関東所属馬では、4戦4勝のドラゴンシャンハイ(船橋)に未知の魅力を感じます。前走の東京湾カップは約5ヶ月の休養明けでしたが、スピードの違いで先頭に立って最後に再び後続を突き放す強い内容でした。相手強化や初めての右回りコースなど条件は楽ではありませんが、大きな舞台で一気に素質が開花する可能性も否定できません。

2005.6.13 中村 義則


<ジャパンダートダービーアラカルト>
●JRA所属馬が一歩リード。
・JRA所属馬 − 4勝、2着3回、3着1回勝率66.7%、連対率58.3%、3着内率44.4%
・地方所属馬 − 2勝、2着3回、3着5回勝率33.3%、連対率41.7%、3着内率55.6%

※地方所属馬の内訳
・TCK所属馬 − 1勝、2着2回、3着3回勝率16.7%、連対率25.0%、3着内率33.3%
・船橋所属馬 − 1勝、2着1回、3着1回勝率16.7%、連対率16.7%、3着内率16.7%
・北海道所属馬 − 0勝、2着0回、3着1回勝率 0.0%、連対率 0.0%、3着内率5.6%

・南関東所属馬のワンツー・フィニッシュは、第1、3回の2度(第1回は1〜3着を独占)。
・第4回以降の3回は、JRA所属馬のワンツー・フィニッシュが続く。


●南関東所属馬−クラシック好走組が活躍。
・優勝馬2頭は、羽田盃と東京ダービーを制覇。
※但し今年の2冠馬シーチャリオットは骨折で回避。

・南関東クラシック3着以内の実績が必要。
3着以内の9頭中8頭が該当。
※例外は第3回2着メイショウアームのみ(羽田盃8着、東京ダービー6着)。
※今年の南関東牡馬クラシックで3着以内に入った馬は、シーチャリオット、メイプルエイト、マズルブラストの3頭だけ。

・3着以内の9頭全馬が、羽田盃と東京ダービーの両レースに出走していた。
※第6回で人気を集めながら敗れたアジュディミツオー(4着)と ベルモントストーム(6着)は、どちらも羽田盃に出走していなかった。


●JRA所属馬−ダート戦での実績が重要。
・ダート重賞で連対、もしくはダートオープン勝ちが必須。3着以内の8頭全馬が、どちらかに該当。
※5頭が地方競馬で行われたダートグレード競走で連対。
※3頭がダートオープン勝ち。

・日本ダービーまたはNHKマイルカップの出走馬が、第3〜5回まで3年連続で3着以内。
第3回 3着 カチドキリュウ:日本ダービー17着、NHKマイルカップ14着
第4回優勝 ゴールドアリュール:日本ダービー5着
第5回 2着 ユートピア:NHKマイルカップ4着

・地方競馬での出走経験も重要か。3着以内の8頭中、5頭が該当。
※例外は、第3回3着カチドキリュウ、第4回優勝ゴールドアリュール、第6回優勝カフェオリンポスの3頭。

・ダート戦での高い連対率が欲しい。3着以内の8頭中、7頭がダート戦の連対率が75%以上。
※例外は、第3回3着のカチドキリュウ(連対率28.6%)


●他地区所属馬−ダートグレード競走の優勝馬なら善戦の可能性も。
・ダートグレード競走優勝馬は3頭が出走して、3着1回。
第2回3着 タキノスペシャル(北海道2歳優駿)
第2回6着 ミツアキサイレンス(兵庫チャンピオンシップ)
第6回9着 タカラアジュディ(名古屋優駿)


●上位馬の前走レースは、東京ダービーが多い。
東京ダービー 2勝、2着3回、3着4回
名古屋優駿 2勝、2着0回、3着0回(今年は地方限定戦の東海ダービーとして実施)
ユニコーンS 1勝、2着2回、3着0回
日本ダービー 1勝、2着0回、3着0回
関東オークス 0勝、2着1回、3着0回
※他、登別マリンパーク特別、プロキオンSに3着各1回。

※東京ダービーから参戦した馬が、6年連続で3着以内に入っている。
※ユニコーンSから参戦した馬が、3年連続で連対している。但しユニコーンS優勝馬は未勝利(第5回ユートピアの2着が最高成績)。


●外国産馬は1勝。
・8頭が出走し、第6回カフェオリンポスが優勝。
その他は第5回ナイキゲルマンの5着が最高成績。
※優勝すれば2年連続2度目。


●1番人気馬は3勝。3番人気も堅実。
・1番人気馬の着順
[1]、[14]、[1]、[1]、[2]、[4]着
3勝、2着1回、3着0回勝率50.0%、連対率66.7%、3着内率66.7%
・2番人気馬の着順
[4]、[15]、[9]、[3]、[1]、[6]着
1勝、2着0回、3着1回勝率16.7%、連対率16.7%、3着内率33.3%
・3番人気馬の着順
[2]、[2]、[4]、[2]、[3]、[1]着
1勝、2着3回、3着1回勝率16.7%、連対率66.7%、3着内率83.3%

・4番人気 − 0勝、2着1回、3着1回勝率 0.0%、連対率16.7%、3着内率33.3%
・5番人気 − 1勝、2着0回、3着0回勝率16.7%、連対率16.7%、3着内率16.7%
・6番人気以下では、2着 − 11番人気に1回。
3着 − 6番人気に2回、7番人気に1回。


●武豊騎手が唯一の2勝騎手。
・武豊騎手は、3戦して2勝の好成績。
・石崎隆之騎手は、第1〜5回まで5年連続で3着以内。1勝、2着2回、3着2回(第6回の昨年は6着)。
・調教師では、過去5回全て異なる調教師が優勝。
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