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東京ダービー
第51回優勝馬:シーチャリオット号
羽田盃に続く、南関東クラシックロードの第二関門。多くの競馬関係者が目標とする一生に一度の晴れ舞台で、南関東の3歳チャンピオンを決定するレースです。「競馬の祭典」と称されるビッグイベントで、競走馬としての全ての資質が問われる重要なレースです。
出馬表 レース結果 Online LIVE!
レースの見どころ レースレポート 歴代優勝馬
中村義則のレース見どころ なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。
 5月の羽田盃に続く南関東3歳クラシックロードの第二関門、東京ダービー(G1)。競馬関係者にとって大きな栄誉である「ダービー馬」の称号を目指し、若き優駿たちが覇を競います。

 ダービーは「競馬の祭典」と称される生涯で一度だけの大舞台で、数ある重賞レースの中でも特別なステイタスを誇る大一番です。過去のデータでは羽田盃の優勝馬が22勝を挙げている点が大きな特徴で、平成11年のオリオンザサンクスや、南関東4冠馬のトーシンブリザードなど、最近の6年間でも3頭の優勝馬を送り出しています。

 昨年は羽田盃に未出走だったアジュディミツオーが、キャリア4戦目にして鮮やかに逃げ切りました。その後も東京大賞典を制覇、ドバイワールドカップに出走するなど、ダービー馬の名に相応しい活躍を続けています。今年も羽田盃の上位馬と新興勢力の激突が予想され、新たなヒーローの誕生が期待できそうです。


<今年の注目馬>
 最大の注目はデビューから6戦5勝、地方所属馬には1度も負けていないシーチャリオット(船橋)の動向です。クラシック第一弾の羽田盃では、直線で一発だけ入ったステッキに応えると弾けるような伸び脚を繰り出しました。JRAのディープインパクトと比較されるほどの素質の持ち主で、その走りには全国のファンから熱い視線が寄せられます。

 羽田盃でシーチャリオットに必死の抵抗を試みたのが、逃げて2着に踏ん張ったメイプルエイト(船橋)でした。最後は突き放されてしまいましたが、スローペースでレースを先導して直線半ばまで馬体を併せて粘りました。シーチャリオットを後ろから差し切るのは容易ではないだけに、今回も再び逃げる作戦で活路を見出すことになりそうです。

 シーチャリオットと同厩舎のマズルブラスト(船橋)は、デビューから全て3着以内と堅実な走りを続けています。羽田盃は中団から差を詰めるレースで3着でしたが、勝負どころでの伸び脚は悪くありませんでした。シーチャリオットとは2度対戦して完敗続きですが、好スタートから良い位置を取れれば互角に戦えるチャンスが広がります。

 地元のTCK所属馬では、トウケイファイヤーの巻き返しに期待が集まります。羽田盃は2番人気に推されましたが、内で揉まれてリズムに乗れず7着に敗れてしまいました。折り合いが難しいタイプだけに距離延長は気懸かりですが、どこからでも戦える自在性を持っているだけに、休養明け3戦目で状態が上がれば怖い存在になるでしょう。

 クラウンカップを中団待機から差し切ったブラウンコマンダー(船橋)には、底を見せていない未知の魅力を感じます。まだトップクラスとの対戦はありませんが、堅実な差し脚が持ち味で血統的にも距離が延びて本領を発揮するタイプです。ダービーと同距離の重賞を勝った点は強みで、一線級が相手でも十分に戦える可能性を持っています。


2005.5.31 中村 義則


<東京ダービー過去10年アラカルト>
※第44回までは2,400mで実施

●優勝馬は羽田盃で3着以内の馬から。
・優勝馬10頭中、7頭が羽田盃で3着以内。
※例外中2頭は、羽田盃に出走せず。
※羽田盃6着以下からの優勝は皆無。

・優勝馬10頭中9頭は、重賞勝ち、または羽田盃で連対。
※例外は第42回セントリック(羽田盃5着、東京王冠賞4着)のみ。

・優勝馬10頭中9頭が、連対率50%以上。
※例外は第42回セントリック
※条件を満たす9頭中7頭は、連対率70%以上の好成績。

●羽田盃2、3着からの巻き返しも多い。
・羽田盃1着馬 - 3勝、2着1回、3着2回
・羽田盃2着馬 - 3勝、2着3回、3着1回
・羽田盃3着馬 - 1勝、2着1回、3着0回

・羽田盃、東京ダービーを連覇したのは3頭。
H11年 オリオンザサンクス
H13年 トーシンブリザード
H15年 ナイキアディライト
※シーチャリオットが優勝すれば、2年ぶり23頭目の羽田盃、東京ダービー連覇。

●2着馬にも高い実績が求められる。
・2着馬10頭中8頭に、3勝以上かつ連対率60%以上の実績。

※例外2頭は羽田盃上位馬。
第47回2着ゴッドラヴァー(羽田盃3着)
第50回2着キョウエイプライド(羽田盃2着)

・2着馬10頭中6頭に、重賞連対経験。
※例外4頭中3頭は重賞初挑戦。
※他1頭は第47回2着ゴッドラヴァー(羽田盃3着)。

●3着馬はクラシックで4着以内の実績馬から。
・3着馬10頭中9頭に、羽田盃、東京王冠賞(廃止)、東京プリンセス賞、いずれか
のレースで4着以内に入った実績がある。
※例外は第50回3着ジョウテンデヒアのみ。

●ホッカイドウ競馬の出身馬が活躍。
・4勝、2着2回、3着3回
※第43回から第46回まで、4年連続で優勝。
※第43回から第48回まで、6年連続で3着以内に入っていた。
(第49、50回は、どちらも7着が最高成績)
※ホッカイドウ競馬出身馬が優勝すれば5年ぶり。

●羽田盃に出走しなかった馬も2勝。
・羽田盃に出走しなかった馬の成績は、2勝、2着4回、3着3回。
※羽田盃に出走しなかった馬が優勝すれば2年連続7度目になる。

●京浜盃優勝馬が4勝、2着1回。
・京浜盃優勝馬の東京ダービー成績
[1]、不、不、[2]、[1]、[9]、[1]、[5]、[1]、[4]着
※今年の京浜盃優勝馬はシーチャリオット。

●重賞初挑戦馬は、2着が3回。
・3頭全てが、勝率50%以上。
・全て前走を勝ち、過去3走中で2勝の上昇馬。
※但し重賞初挑戦馬の優勝は皆無。

●外国産馬の出走は3頭のみ。
・第47回 7着 ドラールブライトン
・第49回 2着 ナイキゲルマン
・第50回13着 ゼレンカ
※優勝すれば、第1回ローヤルレザー以来50年ぶり2頭目。

●牝馬は3着が最高。
・16頭が出走し、3着1回(第43回ワールドイーグル)のみ。
※優勝すれば、14年ぶり5頭目。

●6勝の船橋所属馬がトップ。2着はTCK所属馬が多い。
・TCK所属馬 - 3勝、2着7回、3着6回 勝率30.0%、連対率50.0%、3着内率53.3%
・船橋所属馬 - 6勝、2着1回、3着1回 勝率60.0%、連対率35.0%、3着内率26.7%
・川崎所属馬 - 1勝、2着2回、3着2回 勝率10.0%、連対率15.0%、3着内率16.7%
・浦和所属馬 - 0勝、2着0回、3着1回 勝率 0.0%、連対率 0.0%、3着内率 3.3%

●石崎隆之騎手が3勝。
・石崎隆之騎手は、3勝、3着2回の好成績(通算では4勝)。
  
・的場文男騎手は、2着4回、3着1回。
通算で23戦して未勝利(2着8回)の的場騎手。悲願の東京ダービー制覇なるか。

・内田博幸騎手は、3着以内なし。
通算でも11戦して未勝利。これまで5着以内に入ったことがない。

●2度目の連覇を目指す川島正行調教師。
・第43回サプライズパワー、第44回アトミックサンダーで連覇。
・昨年の第50回アジュディミツオーに続いて今年も優勝すれば、史上初の2度目
の東京ダービー連覇になる(通算4勝目)。
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