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| 昭和25年に大井競馬場が開設されたことを記念して命名され、今年で50回目を迎える伝統の一戦。国内のダート戦では最も長い距離で行われる重賞で、スタミナ自慢のステイヤーが覇を競います。長距離ならではの、各ジョッキーの腕比べにも注目が集まります。 |
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なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。 |
<大井記念(G2)>
節目の50回目を迎えた伝統の一戦、大井記念(G2)。帝王賞の前哨戦としても見逃せない、国内では最長距離のダート重賞です。
傑出馬が不在の今年は、単勝オッズ10倍未満が7頭という大混戦になりましたが、その中で1番人気に支持されたのは7歳牝馬のジーナフォンテンでした。交流重賞を2勝している実績馬で、2月の報知グランプリカップを制して、ようやく昨年の不振から立ち直って本来の鋭い末脚が戻ってきました。そして僅差の2番人気には、上昇馬のケージーチカラが推されました。昨夏にJRAから移籍し、C級スタートから一気に5連勝して大きな注目を集めました。自慢の末脚と展開に左右されない自在性を武器に、初めての重賞レース参戦でも互角に戦える可能性を持っています。続く3番人気には、交流重賞で活躍するモエレトレジャーが支持されました。TCKコースに実績がない点は不安材料ですが、強敵に揉まれて地力を強化している点は無視できません。以下は長距離戦が得意のウエノマルクン、堅実なレースを続けるケイアイサウンド、5月のオープン特別を競り勝ったタカオライアンなどが人気を集めました。
向正面に置かれたゲートが開くと、モエレトレジャーが押して上がって行きますが、外からドリームサラが一気に先頭を奪います。モエレトレジャーが1馬身差の2番手、2馬身離れてアイディンワンダーとケイアイサウンドが追走し、7番手にケージーチカラ、2馬身差でタカオライアン、ウエノマルクン、その外をジーナフォンテンが追走してスタンド前の直線へ入ります。
一旦はペースが落ちますが、1コーナー手間で5番手を進んでいたブルーオオマサが先頭のドリームサラに並び、アイディンワンダーも連れて上がって行くと、再びペースが上がって1ハロン13秒前後の流れで向正面を進みます。3コーナーでブルーオオマサが先頭に立つと、インコースを進むモエレトレジャー、外のタカオライアン、ケージーチカラなども一気に先頭グループに迫って馬群が固まります。ウエノマルクン、ケイアイサウンドは中団から、ジーナフォンテンも後方から追撃態勢に入って4コーナーを回ります。
ブルーオオマサを先頭に一団となって直線を向くと、内からモエレトレジャー、中からはタカオライアンとコマノブリザードが抜け出しを図ります。残り1ハロンでは5頭ほどが横に広がる大激戦になりますが、外のケージーチカラが弾けるような伸び脚で飛び出すと、後続に1馬身半の差を付けて快勝しました。2着は中団から伸びた同厩舎のウエノマルクン、クビ差の3着が大外から伸びたヤスミダブリン、早めに仕掛けたタカオライアンは5着でした。直線で伸びを欠いたジーナフォンテンは7着、ケイアイサウンドは8着、モエレトレジャーは12着に敗れています。
移籍当時のC級から僅か1年で重賞タイトルを手にしたケージーチカラは、まだ5歳と若く今後の重賞戦線で更なる活躍が期待できそうです。また落馬負傷後、初めて重賞を勝った的場文男騎手は大井記念8勝目、岡部盛雄調教師は昨年のサンデーバニヤンに続く連覇になりました。
ケージーチカラ・・・・・・・・
父 アフリート
母 ビソアスイート
母の父 モガミ
牡5歳 戦績・27戦10勝
所属・岡部盛雄厩舎(TCK)
馬主・川井五郎
生産者・中神牧場(北海道浦河町)
収得賞金・74,912千円
主な勝鞍・平成17年 大井記念(G2)
2004.6.08 中村 義則 |
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