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レースと日程
東京プリンセス賞
第19回優勝馬:テンセイフジ号
浦和の桜花賞に続く、南関東牝馬クラシックロードの第二弾。川崎で行われる最終関門の関東オークスへ向けて、若き乙女たちが3歳牝馬女王の座を賭けて華やかなレースを繰り広げます。果たして今年は、史上初の牝馬3冠の栄誉に輝く馬が登場するのでしょうか。
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<東京プリンセス賞(G1)>
 南関東の3歳牝馬チャンピオンを決める、東京プリンセス賞(G1)。桜花賞(浦和)の後を受け、関東オークス(川崎)の前に行われる、南関東牝馬クラシックロードの第二関門です。

 三冠全てがTCKで行われる牡馬クラシック戦線と違い、牝馬のクラシックでは三冠全てが異なる競馬場で行われることもあって、このレースは新興勢力が台頭するパターンも十分に考えられます。過去18年の歴史の中で、桜花賞と東京プリンセス賞を連勝したケースは平成13年のナミだけという記録があり、また1番人気馬も僅か2勝していないというデータも、波乱の結末が多いこのレースの性格を物語っています。

 昨年はTCKコースを得意にするブルーロバリーが8馬身差で逃げ切り、見事に桜花賞10着からの雪辱を果たしました。今年の3歳牝馬戦線も混戦模様で、新たなヒロインが飛び出す可能性もありそうです。


<今年の注目馬>
 牝馬クラシック第1弾の桜花賞を制したのは、外枠から果敢に逃げたミライ(川崎)でした。先行馬に有利な馬場状態と展開に恵まれた印象もありますが、1分40秒の壁を破ってレースレコードを更新した走りは圧巻でした。TCKに初めて参戦した3月のレースは大敗を喫していますが、上手く流れに乗れれば二冠達成のチャンスが見えてきます。

 桜花賞2着のヨウヨウ(船橋)は、北海道に在籍していた当時に牡馬相手の全国交流重賞で4着に入った実績馬です。桜花賞では先行馬に有利な流れを見越して積極的に前へ行きましたが、本来は中団に待機して差し脚を生かすタイプです。昨年暮れの東京2歳優駿牝馬は気難しさを出して人気を裏切りましたが、苦い経験を糧にして雪辱を狙います。

 桜花賞3着のテンセイフジ(川崎)は、TCKに舞台が替わって楽しみな一頭です。桜花賞は向正面で一気に3番手まで上昇するのが精一杯でしたが、直線だけで3着に追い込んだ桃花賞の内容からも、直線の長いTCKの外回りコースは持ち味の末脚を発揮する絶好の舞台です。先行馬が競ってハイペースになれば、一発逆転の可能性が広がります。

 地元のTCK所属馬では、桃花賞を鮮やかに差し切ったクリストサファイアに注目が集まります。桜花賞は初めての左回りで本領を発揮できませんでしたが、走り慣れた地元のTCKコースに戻れば巻き返しが期待できそうです。初距離の馬が多いだけに、移籍前に北海道で距離1800mのレースを勝っている点も有利な材料でしょう。

 桜花賞に出走しなかった新興勢力では、北関東から移籍したドラゴンウィン(船橋)が高い能力を持っています。移籍前は高崎に在籍して牡馬混合の重賞を圧勝、昨年暮れにはGIの全日本2歳優駿にも参戦しています。距離延長や初コースなど克服すべき課題はありますが、自慢のスピードが生きる流れになれば侮れない存在になりそうです。


2005.4.14 中村 義則
<東京プリンセス賞過去10年アラカルト>
●1番人気馬の連勝なるか。
・昨年優勝のブルーロバリーは、第8回ケーエフネプチュン以来、10年ぶりの1番人気馬による勝利だった。
過去10年の1番人気馬の成績は、1勝、2着2回、3着2回。

・敗れた1番人気馬に特定の傾向は無い。
・重賞初挑戦ながら6戦5勝のマキバサイレント(第9回2着)
・史上初の牝馬3冠に挑戦したシルバーアクト(第11回5着)
・牡馬混合重賞・京浜盃2着のカツベンテン(第14回3着)
・特別戦連勝で臨んだフレンドリーマナー(第17回12着)
など、様々なタイプの馬が1番人気を裏切っている。


●連対馬の大半は、2勝以上を挙げている。
・連対馬20頭中18頭が、これまでに2勝以上。
※例外2頭中1頭は、桜花賞2着馬。

●2着馬は、連対率50%以上の実績が欲しい。
・2着馬10頭中7頭が、連対率50%以上。


●上位人気馬の不振で大荒れ傾向。
・1番人気馬の着順
[2]、[3]、[5]、[6]、[10]、[3]、[2]、[4]、[12]、[1]着
1勝、2着2回、3着2回 勝率10.0%、連対率30.0%、3着内率50.0%
・2番人気馬の着順
[5]、[7]、[1]、[1]、[1]、[6]、[10]、[1]、[10]、[8]着
4勝、2着0回、3着0回 勝率40.0%、連対率40.0%、3着内率40.0%
・3番人気馬の着順
[7]、[4]、[12]、[7]、[2]、[9]、[1]、[5]、[11]、[11]着
1勝、2着1回、3着0回 勝率10.0%、連対率20.0%、3着内率20.0%

・4番人気 − 1勝、2着2回、3着1回 勝率10.0%、連対率30.0%、3着内率40.0%
・5番人気 − 0勝、2着0回、3着3回 勝率 0.0%、連対率 0.0%、3着内率30.0%
・6番人気 − 1勝、2着1回、3着0回 勝率10.0%、連対率20.0%、3着内率20.0%
・7番人気 − 1勝、2着1回、3着1回 勝率10.0%、連対率20.0%、3着内率30.0%
・8番人気 − 1勝、2着0回、3着2回 勝率10.0%、連対率10.0%、3着内率30.0%

・以下では、2着-9、11、14番人気に各1回、3着-10番人気に1回
※4番人気以下の馬が、4勝、2着7回、3着8回と大活躍。

●TCK所属馬と川崎所属馬が4勝で並ぶ。
・ TCK所属馬 − 4勝、2着5回、3着7回 勝率40.0%、連対率45.0%、3着内率53.3%
・川崎所属馬 − 4勝、2着3回、3着1回 勝率40.0%、連対率35.0%、3着内率26.7%
・船橋所属馬 − 2勝、2着2回、3着1回 勝率20.0%、連対率20.0%、3着内率16.7%
・浦和所属馬 − 0勝、2着0回、3着1回 勝率 0.0%、連対率 0.0%、3着内率 3.3%
※近年は川崎所属馬が絶好調で、現在3連勝中。
第16回は1〜3着を独占。第17回も1、2着を占めた。

※TCK所属馬が優勝すれば、4年ぶり8度目。
※川崎所属馬が優勝すれば、4年連続6度目。
※浦和所属馬が優勝すれば、史上初。

●桑島孝春、的場文男騎手が2勝。
・優勝すれば、石崎隆之騎手に並ぶ最多勝利タイ記録になる。
・内田博幸騎手は、第18回アイチャンルックの2着が最高成績。

●足立勝久調教師が史上初の3連覇に挑む。
・17回ディーエスメイドン、第18回ブルーロバリーで連覇中。
・同一調教師のTCK重賞3連覇は史上初。
・また、プリンセス賞3勝は単独最多勝利記録。

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