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レースと日程
第11回マイルグランプリ(G2)
第11回優勝馬:ナイキアディライト号
今年度最初の重賞は、スピードの持続力が求められるマイル王決定戦。帝王賞が目標の中距離馬も出走することから、オープニング重賞に相応しい豪華メンバーが揃います。それを反映して、過去の優勝馬には南関東を代表する数多くの実力馬が名を連ねています。
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中村義則のレースレポート なかむらよしのり
グリーンチャンネル「全国競馬便り」のゲスト解説、
地方競馬専門誌「ハロン」、TCKでの予想コラムなどでおなじみ。
<マイルグランプリ(G2)>

 平成17年度のオープニングを飾る重賞、マイルグランプリ(G2)。5月に船橋で行われる全国交流のマイルGI、かしわ記念の前哨戦としての役割を果たすレースです。

 例年通りに実力馬が揃った中で、1番人気に支持されたのはマイル巧者のトミケンマイルズでした。前走の東京シティ盃ではゴール前で差し切られましたが、休養明けを叩かれて状態も上がり、今回は得意の距離で巻き返しを図ります。続く2番人気には、GII2勝の実績を持つナイキアディライトが推されました。昨年11月以来の出走になりますが、状態に不安はなく得意の逃げに持ち込んで地元のGIに向け順調なスタートを切りたいところです。そして差のない3番人気には、前哨戦の東京シティ盃を豪快に差し切ったブルーローレンスが支持されました。素晴らしい差し脚を披露した前走から距離が1ハロン延びますが、マイル戦は6戦全勝と完璧な成績で不安はありません。以下はエンプレス杯を逃げ切るなど牝馬戦線を代表する存在のプルザトリガー、昨年末にマイル戦でトミケンマイルズを下したカセギガシラなどが人気を集めました。

 初夏を思わせる日中の陽気が残る中、ゲートが開くとダッシュ良く飛び出したナイキアディライトが楽々と先頭を奪います。1馬身離れた外にトミケンマイルズ、その後方にプルザトリガー、外を回ってジーナフォンテンなどが続きます。有力馬が先団グループを形成する一方で、カセギガシラは中団を追走、ブルーローレンスは後方からレースを進めます。
 マイペースの逃げに持ち込んだナイキアディライトは、向正面でリードを2馬身差まで広げます。しかし楽に逃がしたくない2番手以下も徐々に差を詰めて3コーナーを迎えると、トミケンマイルズが追撃を開始して先頭に並ぶ勢いで上昇します。それでもナイキアディライトの手応えは楽で、追走に手一杯のプルザトリガーやジーナフォンテンなど3番手以下を大きく引き離して4コーナーを回ります。
 直線を向いたナイキアディライトは満を持して追い出されると、食い下がるトミケンマイルズを簡単に突き放します。離れた3番手グループからプルザトリガーとジーナフォンテンが追い込みますが、既に独走態勢に入ったナイキアディライトはゴール前で抑える余裕を見せ、悠々と4馬身差を付けて楽に逃げ切りました。2着から4着までは写真判定の大接戦になりましたが、直線で鋭く伸びたプルザトリガーが2着に入り、積極的に勝ちに行ったトミケンマイルズが3着、追い込んだジーナフォンテンは4着でした。ブルーローレンスは伸びを欠いて6着、カセギガシラも見せ場を作れず7着に敗れました。

 休養明けながら理想的なレースで快勝したナイキアディライトは、実績の違いを見せつけるかのような圧巻の逃げ切りでした。また勝ち時計はレコードタイムにコンマ3秒差の優秀なもので、待望のGI制覇に向けて期待が膨らみました。またデビュー4年目の石崎駿騎手にとっては、これが嬉しい重賞初制覇になりました。

ナイキアディライト・・・・
父ディアブロ 
母ナイキアラモード
母の父スリルシヨー
牡5歳 戦績・20戦9勝 船橋)
馬主・小野スミ 
生産者・ハシモトフアーム(北海道新冠町)
収得賞金・297,300千円
主な勝鞍・
平成17年 マイルグランプリ(G2)
平成16年 かしわ記念(GII)
日本テレビ盃(GII)
平成15年 東京ダービー(G1)
羽田盃(G1)
京浜盃(G2)
ブルーバードカップ(G3)

2004.4.13 中村 義則
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